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韓国:改革実用標榜『労使共生文化フォーラム』創立
「対立的な労使関係が先進国への進入を防ぐ」
中道改革実用を標榜する労使共生文化フォーラムが6月11日午前、国会議員会館 128号室で創立準備討論会を開き、始動した。
彼らは「健康な労使協力主義」を目標にしている。労使共生文化フォーラムは 創立準備討論会を準備し「対立的な労使関係は先進国への進入を遮っている」 とし「経済危機と労働運動の危機が未来の韓国経済跳躍の種となり、禍を転じ て福となす機会になる」と明らかにした。
討論会の参加者は、討論会の直後に懇談会を開いてフォーラムの公式な名称と 今後の事業計画などを議論した。近く創立イベントを開く予定だ。彼らはフォー ラムの運営原則として、△運営経費は会費で充当し、特定の団体や個人の寄付を 拒否、△政治的中立を堅持、△価値中立を基調として多様な意見を受け入れ、す べての個人と団体の会員加入を認める、とした。
この日の創立討論会には、労組の委員長と学界、法曹界の人士など、約50人が 参加した。
労働界からは、ソウル地下鉄労組のチョン・ヨンス委員長、現代重工業労組の オ・ジョンセ委員長、現代尾浦造船労組のキム・チュンベ委員長をはじめ、韓 国教員労組のイ・ウォンハン委員長、全国市道教育庁公務員労組のイ・チョリョ ン委員長、ソウル市公務員労組のイム・スンニョン委員長、仁川交通公社労組 のチェ・ジョングク委員長、全国地方公企業労組のキム・ジェド委員長、釜山 競輪公団労組のチョ・ヨンギュ委員長が参加し、s-oil労組、仁川地下鉄労組、 現代建設労組、韓日合繊労組、LG生命科学労組も参加の意思を表明している。
学界からは仁荷大のキム・デファン教授(前労働部長官)、慶煕大のキム・スゴ ン名誉教授、景園大大学院のイ・ウォンドク教授、成均館大のチョ・ジュンモ 教授、蔚山大のイ・ダリ教授、嶺南大のチョン・イン教授、亜洲大のパク・ホ ファン教授、韓国労働研究院のチェ・ヨンギ研究委員などが参加し、亜洲大の パク・チュンソン教授、明知大のイ・ジョンフン教授、中央大のイ・ビョンフ ン教授、高麗大のチョン・ジュヨン教授なども参加する。
法曹界からはイ・ギョンウ弁護士、ジュ・ワン弁護士、チョン・ギョンモ弁護 士が、言論界からはソウル経済のパク・シリョン論説室長、韓国経済のユン・ ソンギ労働専門記者、国民日報のイム・ハン労働専門記者が参加する。経営界 からはソウル・メトロのキム・サンドン社長と現代自動車のチョン・ビョンム ン常務が参加した。
この日のフォーラムには、クォン・ヨンジン、アン・ヒョデ、イ・ドゥア、シ ン・ジホなどのハンナラ党議員も参加して祝った。
「巨大な大衆闘争の波は期待するな」
問題提起をした韓国労働研究院チェ・ヨンギ研究委員は「韓国労働運動は過去 の派手な時期だけを回想し、また巨大な大衆闘争の波を集めたいという期待か ら抜け出さなければならない」と述べた。そして「新しい路線と現実的な目標、 そしてこれを実現する実用的な運動方式を新しく捜し出さなければならない」 と助言した。
チェ・ヨンギ委員は「健康な労働運動リーダーシップ確立の五つの条件」を提 案した。条件は、△不法を恐れない闘争万能集団というイメージの払拭と、労使 政委をはじめとする政策参加機構を積極的に活用、△政党および市民社会団体と の区分、△正規職中心の限界克服、△複数労組・専従者問題への能動的対応、△専 門性を強化する体系的努力だ。
『たし算労働文化は不可能か』という題名で問題提起をした ソウル地下鉄労組 のキム・ジュニョン政策諮問委員は、「民主-御用、左派-右派、協力-対立といっ た主観的な色分けでは、後進的な労働文化を克服できない」とし「政治的利害 関係やイデオロギー的な思想論争の試みを警戒しろ」と述べた。キム・ジュニョ ン委員は、新しい賃金団体協議システムとして△前年度の予算編成の過程から主 体的に参加、△対立の構造ではなく合理的な合意の導出、△交渉期間(賃金協約1 年、団体協約2年)の柔軟な運用を提示した。
http://www.labornetjp.org/labornet/worldnews/korea/knews/00_2009/1244944843524Staff
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