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(回答先: LTTE、ウェブサイトで停戦表明 スリランカ【CNN】 投稿者 ワヤクチャ 日時 2009 年 5 月 17 日 20:43:29)
スリランカ:LTTEが民間人数百人を人質か 安否に懸念【毎日JP】
http://mainichi.jp/select/today/news/20090518k0000m030018000c.html
2009年5月17日 19時32分
【ニューデリー栗田慎一】スリランカ政府軍は17日、16日にほぼ制圧を終えた北東部海岸地域にある反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)の支配地域から、「人間の盾にされていた市民5万人以上を救出した」と発表した。しかし、LTTE側が民間人数百人を人質にして立てこもっているとの情報があり、依然、市民の安否への懸念は消えない。
政府は民間人保護の優先を訴えてきたが、内戦後に民族間の和平を実現する上でも、国連などによる現地調査が求められている。
政府軍広報官は、一部のLTTEメンバーがまだ抵抗していると明らかにし、「慎重に最後の制圧を続けている」と述べた。LTTEの系列ウェブサイトは17日、「市民を保護するため戦いをやめる」と宣言。情報は錯綜(さくそう)している。
一方、ラジャパクサ大統領は16日、滞在先のヨルダンで「勝利宣言」をした。これを受け、コロンボなど各都市は17日、「内戦終結」の祝賀ムードに包まれた。街頭には国旗が掲げられ、LTTEのテロに脅えてきた人々は、路上で踊るなどして喜びを表した。
大統領は17日朝、帰国したコロンボ国際空港で、国内の仏教、ヒンズー教、イスラム教など各宗教指導者の「歓迎」を受けた。仏教は多数派シンハラ人、ヒンズー教は少数派タミル人が信仰しており、「民族の和解」を訴えた演出だった。
しかし、その前途は容易ではない。国連によると、戦闘が激化した今年1月以降、双方の戦闘で数千人の民間人が犠牲となったとされる。しかし、政府は「LTTE側の暴力が原因」だと主張し、LTTE側は「政府軍の虐殺」だと非難合戦を続けてきた。
その一方で、戦闘地域となった北部のタミル人のほとんどが、内戦で家族や親類を失っている。タミル人社会には、武装闘争を主目的化したLTTEへの批判もあるが、政府側の軍事強硬策が原因との見方が根強い。特にインド南部の難民キャンプで暮らす約7万人のタミル難民は、「政府軍の暴力」から逃れてきた人々とされる。政府を主導するシンハラ人にも、LTTEによる襲撃や都市部での自爆攻撃などで犠牲者が続出した。
民族間の和解を図る上で事実の解明は不可欠で、政府が国際的な調査を受け入れるかどうかも和平実現の鍵を握るとみられる。