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2009/4/17 10:01
http://netallica.yahoo.co.jp/news/74454
国連安全保障理事会は13日午後、北朝鮮のミサイル発射を非難する議長声明案を全会一致で採択した。麻生首相は「強いメッセージが出せた」と自画自賛していたが、肝心の中身は“もうひとつ”だ。
声明には「北朝鮮による発射を非難する」「北朝鮮がさらなる発射を行わないよう要求する」といった文言が並んだ。強い表現と書くメディアもあるが、発射の主体がミサイルなのか人工衛星なのかについては、触れていない。
また、「違反」にあたる単語も、日本は「violation」という強い表現を求めたが、最終調整でニュアンスが弱い「in contravention of」に変わった。
日本は当初、議長声明ではなく、安保理決議を求めていたが、中国、ロシアが難色。米国が仲介に入り、議長声明に書き換えて、中ロとの妥協に動いたのは周知の通り。
その代わり、強い非難声明を盛り込む段取りだったが、予想通りの中身にとどまっている。
さらに、これで北朝鮮側が軟化すればともかく、北朝鮮は議長声明が採択された場合、6カ国協議拒否も辞さない態度を示している。
北朝鮮外務省報道官は先月26日、「国連安保理が(ミサイル発射後に)議長声明であれ、一言でも非難する文書を打ち出すことは敵対行為になる」と明言していた。
日本はアホみたいにコブシを振り上げるだけでは、厳しい局面が続くことになる。
(日刊ゲンダイ2009年4月14日掲載)
2009/4/17 10:01 更新