★阿修羅♪ > アジア13 > 127.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
日本共産党むねた裕之活動ブログ
韓国の一流新聞ハンギョレに日本共産党特集が載りました。1ページ全面を使って、とにかくデカイ!記事では「世界第二位の資本主義大国日本で、この間、共産党が注目されている」と紹介し、22の海外メディアが日本共産党を取材したことを紹介。この中で「日本で最も強力な草の根組織をもっている唯一の政党」と評した米国誌「タイム」の記事も紹介されています。とにかく、日本共産党にいま海外メディアの取材が殺到しています。
http://blog.muneta.net/?eid=813467
原文
http://www.hani.co.kr/arti/specialsection/newspickup_section/339860.html
志位委員長は小説<蟹工船>を高等学校の時に読む程、早くから共産主義思想に目を開いた。彼は最近一部日本国内社会の雰囲気が右傾化の流れから左傾化に変わっているという国外マスコミの報道に対して“本当に左傾化になったらいいですね”と話した。
地域別相談網通じて社会ぜい弱層に密着活動
生活保護申請・債務解消助けて党勢躍進
“派遣労働拡大で使い捨て労働者量産
最小限 ‘ルールある資本主義’ への転換図らなければ”
世界2位の資本主義大国日本でこの頃共産党が注目されている。最近1年間で1万5千人が党に加入した。同じ期間に外国言論22ヶ所が日本共産党を取材していった。
自民党など日本の主要政党の党員が減り無党派が増える状況で日本共産党だけが唯一躍進する理由は何か?
基本的に新自由主義式構造改革と規制緩和の副作用で、非正規職と‘ワーキングプア’(仕事をしても貧困を抜け出しにくい階層)が増えたことが要因に挙げられる。また共産党の草の根活動が訴える力を得たためとも解説される。しかし他の2つの要因も議論されている。劣悪な労働現実に対して戦う労働者を描いたプロレタリア作家小林多喜二の80年前の小説<蟹工船>が最近また脚光を浴びて50万冊も売れ共産党に対する関心を高めた。
残りの要因とはまさに日本共産党の最高責任者志位和夫(55)委員長の活躍だ。昨年2月、日本の通常国会で志位委員長が日雇派遣労働者の労働実態を指摘する動画が、インターネットで爆発的な人気を得て彼はスターになった。当時インターネット コメントに上がってきた‘よくやった,志位’という意味のCGJ(‘志位 good job’)という新造語までできた。志位委員長は今月開かれた今年の通常国会でも、莫大な黒字で金を積み上げても非正規職を切って捨てる大企業の姿を指摘し‘ルールある資本主義’を主に主張し再度注目されている。
志位委員長は東京大学物理学科1年の時、日本共産党に入党し1990年35才で党中央委書記局長に就任するなど早くから頭角を現わした。彼は韓国とも縁が深い。2006年には日本共産党党首としては初めて韓国を訪問し、西大門刑務所を訪ね献花した。去る1月には在日本大韓民国居留民団の新年会に参加し、在日外国人に選挙権・被選挙権を付与しなければなければならないと支持発言をすることもした。13日東京,代々木の日本共産党党舎で会った志位委員長は終始やわらかな微笑を絶やさなかった。
-日本共産党の党勢が大きく伸張しています。理由は何ですか?
“日本の労働条件は深刻な状況です。非正規職労働者が全体の40%まで増えました。1999年派遣労働禁止を解き、2004年には製造業まで拡大するなど労働を緩和させた結果です。若者たちがいくら熱心に働いてもワーキングプアから抜け出すことはできない状況では日本社会に未来はありません。私たちはこの問題を解決しようと努力し、劣悪な労働条件に苦しむ多くの若者たちが党に入ってきました。20〜30代の若年層が20〜30%ぐらいになります。20代のカップルが揃って入党した例もあります。若い世代が党に活力を与えています。”
-日本共産党は今具体的にどんな活動に注力しているのですか?
“私どもは各地域で生活労働相談活動を行っています。どんな労働相談も可能です。生活保護申請に対する知識から多重債務者のためのノウハウまで共産党ぐらい生活問題に対する知識が蓄積されたところはありません。区庁や警察署に助けを乞えば‘本当に生活が困れば共産党に相談しなさい’と言われるほどです。国民の苦痛を減らすことが私たちが党を創った根本理由です。”
日本共産党は全国40万の党員と2万余の支部で、くもの巣のようなネットワークを構成している。一時 ‘1億総中流’というほど中産層平等社会だった日本社会の社会安全網が新自由主義構造改革でおろそかになり、共産党が構築した全国組織網が社会的弱者のための安全網の役割を果たしている。
-日本でなぜこのように貧困問題が深刻化したと見ますか?
“労働政策の間違いのためだと考えます。規制緩和を極端に進めて‘使い捨て労働’が急速に拡大しましたね。年収200万円(韓貨3170万ウォン程度)以下の低賃金労働者が1千万人を越える事態が拡大しています。最も不幸なことは経費節減のために正規職を非正規職に変える事です。大企業が一時類例がない黒字を上げたが日本社会全体を見れば貧困化が進む構造です。経済協力開発機構(OECD)統計を見れば日本が米国に続き二番目に相対的貧困率が高い貧困大国になりました。”
-日本共産党はどんな解決法を提示していますか?
“非正規職労働を規制する制度が必要で、派遣労働は専門職以外については禁止しなければなりません。ヨーロッパでは非正規職も同じ賃金を受け取るので正規職を非正規職に変えても企業としては費用節減恩恵があまりありません。非正規職が10%程度に過ぎません。しかも休業手当ても潤沢です。反面、日本の資本主義には労働者と中小企業,環境を守ろうというルールがありません。社会保障制度も先進国中で最も貧弱です。日本の失業者の20%にだけ雇用保険で失業給付が出ています。日本のようにルールがない資本主義では、世界的不況がくれば問題点が’路上生活者量産’等、最も残酷な方式で現れます。”
-大企業が内部留保金を少しだけ取り崩せば雇用を維持することができると主張しましたが。
“去る10年間、製造業大企業の内部留保金は88兆円から120兆円に増えました。そのうち1%だけ取り崩しても非正規職40万人の雇用を維持できます。過去には不景気には配当を凍結し雇用を維持したが、今は米国式経営方式で株主配当を重視します。ソニーの場合1万6千人の解雇を発表しておきながら今度の会計年度で株主配当を増やしています。こういう企業が少なくありません。”
-日本共産党が主張する派遣労働禁止要求に対して、与党と経済界は日本企業の国際経済力を蚕食することとして反対します。
“短期的には非正規職労働者を増やすことが経費を減らし競争力を高めるかも知れません。しかし中長期的に見れば、本当に優秀な人材を失って技術向上と新しい分野の開拓力量を企業自ら引き離すことになります。人材,人間を重要だと考えない企業は真の意味の競争力を失うと考えます。”
-世界的金融危機で資本主義の問題点が指摘されています。現在の資本主義はどこで誤ったと見ますか?
“私どもは今の事態を恐慌の表面化と認識しています。米国のいわゆる‘カジノ資本主義’は米国を中心に金融自由化を極端に進めた結果、1929年恐慌の教訓から作った金融と証券の分離を1999年に廃止しました。その結果、全世界で資本をバブルのように膨らませ各種金融投機を拡大させましたね。最も甚だしい例が、信用力の低い人々を対象にしたサブプライムローンです。サブプライムローンが別の証券と混ぜられて金融派生商品を作り雨後の筍のように全世界に広まりました。その賭博が破綻したのがリーマンブラザースの破産です。しかし実物経済を破壊していることは現象的な面に過ぎません。”
-さらに深刻な裏面があるのですか?
“その根本には商品の過剰生産という問題があります。日本は2002年からの6年間に輸出が1.6倍程増えました。外需のおかげで企業は途方もない金を儲けたものの勤労者の給料は2兆円も減りました。生産は増えても消費はますます減ったことでしょう。そのような資本主義の矛盾が下に敷かれています。マルクスが語った通りの事態が進行しています。資本主義の特徴である利潤第一主義が、生産のための生産,すなわち過剰生産を起こし、労働者の貧困と消費低下があらわれたものが恐慌でしょう。”
落ち着いて資本主義の問題点を指摘する彼の姿は、政治家ではなくあたかも経済学者のように映った。実際彼は12冊の著書を出した知識人でもある。
-こういう状況を分析して打破するのに共産主義にはどんな意味があるということでしょうか?
“資本主義の中では恐慌は避けられないが、少なくとも‘ルールなき資本主義’から‘ルールある資本主義’への転換を勝ち取るべきだということが私どもの立場です。投機資本や恐慌を解決しようとすれば利潤第一主義、すなわち資本の利益のための生産でなく社会全体の利益のための生産に社会経済を根本的に変えなければならないということです。私たちはこれを共産主義や社会主義と呼びます。”
-自民党が独走する日本で政権交替が可能でしょうか?
“今回の選挙では政権交替有無を離れて共産党の躍進可否が最大焦点ということができます。トヨタやソニーのような大企業に‘社会的責任を全うしなさい,派遣解雇はもうやめなさい’と言える政党かどうかが重要です。こうした話ができて実際に行う党が共産党です。自民党と民主党は毎年日本経団連(日本経済団体連合会)から成績表をもらいます。こういう政党は国民の生計を守ることができないと思います。”
-進展がない北(朝鮮)-日本の国交正常化に対する突破口はありますか?
“やはり6者会談の枠組みの中で核問題を解決することが重要です。北(朝鮮)-日本の国交正常化は平壌宣言に基づいて行わなければなりません。小泉総理がやった仕事の中で最も評価するべきことだと考えます。ミサイル核問題,北(朝鮮)の日本人拉致問題,過去清算問題など両国間の懸案を包括的に解決することが最も理想的な方向だと考えます。日本では北核問題が進展すれば拉致問題が放置されるのではないかという見解がありますがそうではないと思います。どちらか一方が先に解決されることは他の問題解決を邪魔するのではなくむしろ促進すると考えます。”
--------------------------------------------------------------------------------
日本共産党は…
支部2万…地方議員3千余人 “最も強力な草の根政党” 評価
“日本共産党は全世界では違うが、アジアでは最も成功的な非執権共産党だ。” “日本共産党は日本で最も強力な草の根組織を持っている唯一の政党だ。”
2007年、米国の時事雑誌<タイム>に載せられた内容だ。すぐに‘本当にそうなのか’と首をかしげたくなるほどの内容だが、日本共産党を覗いて見れば決して誇張された表現ではない。1991年の旧ソ連崩壊とソ連共産党解体以後にも日本共産党が崩れずに、日本で最も歴史のある政党 (1922年創党)として命脈を維持できたことはソ連および中国共産党と一定の線を引いて独自の路線を歩んだためという評価が多い。数年前には‘天皇制’ も認めた。
ここに40万人を越える党員と2万を越える支部、3千人以上の地方議員など下部組織も頑丈だ。全盛期には40人を越えた国会議員数がたとえ16人 (衆議院9人,参議院7人)に減ったとは言え、去る総選挙で7.25%の得票率を誇示した。究極的な目標として‘社会主義・共産主義’の実現を掲げているが、当面の目標としては資本主義の枠組みの中で対米従属と大企業支配の打破を指向している。
http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/489704.html
※コメント:
このように ハンギョレはかなりマニアックな急進左派メディアである。
正式に日本版を出しても、読むのはホンカツ一味だけかもしれない・・・。
プレシアン(中道〜左派)
オーマイ(左派)
ハンギョレ(急進左派)
・・・と覚えよう