★阿修羅♪ > アジア13 > 114.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
中央日報が変わる…国内初めてベルリナー判を導入 − 中央日報
韓国の新聞の変化と革新を主導してきた中央日報がもう一度飛躍する。 中央日報は16日、国内日刊紙では初めて先進国型ベルリナー判として登場することになった。 世界の高級紙も最適な新聞サイズであるベルリナー判を相次いで選択している。
中央日報が昨年12月、読者・非読者200人を対象に調査した結果、78%がベルリナー判を好んだ。 他の新聞を購読している読者も70%以上が新しい中央日報を購読したいと答えた。
ベルリナー判の満足度がこれほど高い理由は大きく3つある。 まず人間の腕の長さ、目の構造など人体工学的な面で最も読みやすいサイズ(横323ミリ・縦470ミリ)だからだ。 韓国標準科学研究院のパク・セジン人体寸法データセンター長(博士)は「現在の大判サイズ(横391ミリ・縦545ミリ)の日刊紙は両手で新聞を広げれば肩幅よりも大きく不便だった」とし「ベルリナー判は人体工学的に理想的なサイズ」と説明した。 ベルリナー判は広げても視野の分散が小さく、結果的に情報をより速く得られるという長所がある。
移動が多く新しさを追求する現代人のライフスタイルを反映するという点でもベルリナー判は優れている。 飛行機・地下鉄・バスなど交通手段を利用しながら新聞を読む場合、周囲の人に迷惑をかけるケースが少なくなる。 サイズを見るとコンパクト版(横272ミリ・縦391ミリ・タブロイド判)のほうが小さいが、十分な情報量を伝え、深みのあるニュースを扱うのには限界がある。
いつどこでも気軽に読めるベルリナー判の長所は変化するメディア環境にも適している。 世界新聞協会(WAN)の06年の調査によると、主要77カ国の上位10位以内の新聞の60%以上が新聞のサイズを縮小している。 韓国と日本の新聞だけが大判にこだわっている。
キム・ジョンギ韓国言論学会長(漢陽大言論情報大学長)は「専門記者制の実施、セクション新聞、横書き導入などで韓国新聞の変化を主導した中央日報が大判からベルリナー判に変更することは、メディア改革への意志を見せている」とし「新聞コンテンツの高級化で読者から信頼される新聞に飛躍してほしい」を述べた。
ベルリナー判=19世紀末からドイツ・ベルリンで発行される新聞の多くは大きさが横315ミリ・縦470ミリだった。 ドイツ北部プロイセンで発刊される大きなサイズの新聞やライン地方の一般的な大きさと区別するため、ベルリナー判(berliner format)という用語が登場した。 当時、英国やプロイセンでは新聞を大きく制作した。 新聞のページ数によって課税されたからだ。
ドイツ標準規格研究所(DIN)に初めてベルリナー判という用語が新聞のサイズとして登載されたのは1922年。 一部ではDIN研究所がベルリンにあるため、ベルリンの一般的な新聞サイズを一つの類型に決定したという主張もある。 ベルリナー判で発行した最初の新聞はドイツ北部のリューベックニュース(1888年)だった。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=112423&servcode=400§code=400
関連記事:
【噴水台】ボールペン・iPod・新聞 − 中央日報
岡田良男が1961年にカッターの刃を発明したのは必要からだった。 大阪の印刷工場の末端職工だった岡田は紙を切る仕事をしていた。 手に力を入れて仕事をしているとすぐに刃の切れ味が悪くなり、非常に不便だった。
ある日、靴職人がガラス破片を刃先にして使うのを見た。 先が鈍ればその破片をまた割って使用していた。 格子状に切り込みが入ったチョコレートもヒントになった。 刃に一定の間隔で切り込みを入れ、1つずつ折って使おうというアイデアが生まれた。
ハンガリーの新聞記者ラースロー・ビーローは出来上がった原稿にインクを漏らして台無しにすることもあった。 粘り気のある輪転機用インクを使えばよいと考えたが、濃度が高すぎてペン先に流れ出なかった。 化学者の弟が43年、金属ボールベアリングでインクを押し出す方法を考案した。 ボールペンの誕生だ。 これを真っ先に使用したのは英国空軍だった。 連合軍の第2次世界大戦の勝利は危険な飛行中にもボールペンでしっかりと座標系に目標物を表示できたため、という分析もある。
こうした発明は科学的な大成就ではないが、人類の生活を少なからず変えた。 すでに存在する刃とインクを‘違った方法で’使うことを創案したからだ。 情報通信業界では、このように何かを使いやすくする作業の内容を使用者環境(UI、User Interface)という。
革新的UIは技術的な進歩を圧倒することもある。 任天堂が2006年末に出したゲーム機「Wii」がそうだ。 競合他社が高性能機器の開発に没頭する間、任天堂は「遊び方」を変えてしまった。 リモコンに動作認識センサーを付け、全身で運動するようにゲームを楽しめるようにしたのだ。 「Wii」の昨年末基準の世界販売量は4500万台にのぼる。
アップルのMP3プレーヤー「iPod」も逆発想UIの産物だ。 複雑な機能はすべて捨てて音響・画質に集中した。 ジーンズの後ろポケットにすっと入る洗練されたデザインで世界の若者を魅了した。 アップル最高経営者スティーブ・ジョブズは「ひたすら重要なものを使用者の目線で見る」ことを度々強調する。 企業ではなく顧客の立場に立ってこそ革新の道が見えるということだ。
中央日報が大変身した。 消費者の側に立って長いあいだ熟考した結果だ。 UI革新は使用方式を変える。 中央日報の読者はこれから新聞を下に置いて見なくてもよい。 地下鉄で不平を買うことも減るはずだ。 内容は形式と照応する。 広げて読みやすい形にふさわしく、グラフィックはすっきりし、記事は固定の枠組みを抜け出したのだ。 発想の転換は基盤を揺るがす。 変化と競争が吹き荒れるだろう。 果実は読者のものとなる。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=112660&servcode=100§code=120
※コメント:
これに対して、
日本の新聞は「サイズがでかすぎる」「文字がでかすぎて文字数が少ない」
「縦書きだから英文が顔を横にしないと読めない」「そもそも内容がつまらん」
ということは、もはや周知だろう。