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2009.01.12 Web posted at: 14:38 JST Updated - CNN
USA
イスラエルの対イラン攻撃、米が支援拒否と 米紙報道
(CNN) イスラエルが昨年、イランの核施設を攻撃する目的で米からの支援を要請し、ブッシュ米大統領がこれを拒否していたことが明らかになった。11日付の米紙ニューヨークタイムズが伝え、記事を執筆した記者がCNNに語った。
同紙のデービッド・サンガー記者によると、イスラエルは08年初頭、イラン中部ナタンツのウラン濃縮施設を攻撃する作戦を米側に示し、地下施設破壊用の通弾や燃料補給支援の提供を要請。さらに、米軍が管理するイラク上空を飛行する許可を求めた。ブッシュ政権は、イラクを刺激して米軍追放などにつながることを懸念し、支援を拒否したという。
同記者が匿名の米情報当局者らから得た情報として語ったところによると、ブッシュ大統領はイスラエル当局者らを説得するにあたり、米国が展開しているイラン核開発への妨害工作を説明した。
米国は何年も前から、イランが核開発に必要な部品や技術を入手するルートを妨害するため、供給者側に対する秘密工作などを実施してきたとされる。サンガー記者は、この作戦がオバマ次期政権にも引き継がれるだろうとの見方を示し、「(オバマ氏が主張する)直接対話との整合性が問題となる」と指摘。「作戦は修正または停止される可能性もある」と述べた。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200901120005.html