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http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2556682/3673938
イスラエル副国防相、「作戦の終了に近づいている」
2009年01月11日 23:59 発信地:エルサレム/イスラエル
【1月11日 AFP】イスラエルのマタン・ヴィルナイ(Matan Vilnai)副国防相は11日、公共ラジオでパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)内のイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)への攻撃が「間もなく終結するだろう」との見方を示した。
同副国防相は、「国連安全保障理事会(UN Security Council)の決議は、われわれに多くの行動の自由を与えていない。従ってわれわれは地上作戦、そして作戦全体の終了に近づいているといえるだろう」と述べた。
さらに、16日間におよぶ攻撃で「2週間前には誰もが想像さえしなかった目標に到達することができた。ハマスへ与えた打撃については、彼らは依然として何に攻撃されたのかわからない状態だろうが、やがて隠れ家から出てくればよく理解することになるだろう」と述べた。
これに先立ちイスラエルのエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相は、イスラエルが軍事作戦の目標を達成しつつあるとする一方、戦闘は当分の間続くと述べていた。(c)AFP
[新世紀人コメント]
この記事を見ると、今回のイスラエルの攻撃は、やはり、
米国におけるオバマ政権の誕生時期を睨んでそれに焦点を合わせて行われたと考える事が出来る。
オバマは米国民の大多数のブッシュ批判票を集めて当選したにもかかわらず、決してイスラエルのパレスチナ虐殺戦争を非難していない。
イスラエルの主張する戦争目的である「ハマス殲滅」は嘘であろう。
ハマス殲滅を図るならば、一般パレスチナ住民を味方につけなければできない筈であり、今回のように住民虐殺を大々的に行う事は逆効果だ。したがって一般パレスチナ住民大虐殺が目的であったと考えられる。
今後の展開、すなわちオバマ政権誕生直後にもまだ攻撃が続行されるのか否か、また、オバマ新大統領が就任後に今回のイスラエルの蛮行戦争についてどのようにコメントを行うのかに注目すべきだろう。
私は、オバマ政権誕生をもって今回のイスラエルのパレスチナ大虐殺戦争は終了を迎えるだろうと前々から考えては来ていたが、しかし、追加的に考えを進めた。
それは、イスラエルの攻撃は規模の大小はあっても続行される事が有り得るのではないかという事だ。
その事を注視する事により、オバマ政権の本質の一つを読み取る事が出来る。
何れにせよ、今回のイスラエルの始めた戦争は精神障害的の症状的有様であるが、背景は深いようだ。
自らを追い込む行動を何故行ったのか? これには隠れたシナリオが書かれているはずだ。
イスラエルで一万人規模の大規模な反戦デモが起きた事を紹介して下さってあったが、当然にも有り得る事であり、オルメルトもリブ二もそれは判っていた筈だ。与党の選挙有利を狙っての開戦説はよく言われていることだが、私には疑問が残る。
イスラエルの混乱に拍車がかかる事が意外にも狙われた目的の一つかもしれない。
これについては機会を改めて触れてみたい。
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