| Tweet |
http://harepanda.blog.so-net.ne.jp/2009-01-11
原発事故でも無策な東電会長に防衛を語らせてどうする [政治] [編集]
わたしは日本人で、在日新聞こと毎日新聞が大好きですが、何か？
本題に入ろう。
防衛大綱の見直しのため、総理の諮問機関が検討を始めることが明らかになった。この会議は、防衛省ではなく、内閣官邸の組織である。防衛省が防衛庁だった時代のままの体制なのだ。
防衛は軍事力だけではなく、外交を中心に様々な分野にまたがる問題だ。その意味では、防衛省ではなく、内閣官邸の組織にしているのは間違っていない。問題は、人事である。
[ＮＥＷ]政府：防衛大綱改定へ、懇談会が初会合
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090110ddm005010105000c.html
政府は９日、日本の防衛力整備の指針となる「防衛計画の大綱」（防衛大綱）の見直しを検討する「安全保障と防衛力に関する懇談会」の初会合を、首相官邸で開いた。麻生太郎首相の諮問機関で、東京電力の勝俣恒久会長が座長に就任。６月に報告書を提出する。政府は年末に現大綱を改定する方針だ。
中国、ロシアの軍事力増強や北朝鮮の核問題への対応▽米国のオバマ新政権との日米同盟の強化▽インド洋やイラクの経験を踏まえた国際協力のあり方▽選定が遅れる次期主力戦闘機（ＦＸ）問題−−などが課題。【松尾良】
毎日新聞 2009年1月10日 東京朝刊
[ダッシュ（走り出すさま）][ダッシュ（走り出すさま）][ダッシュ（走り出すさま）][ダッシュ（走り出すさま）][ダッシュ（走り出すさま）][ダッシュ（走り出すさま）][あせあせ（飛び散る汗）]
東京電力の勝俣が座長というくだりで、ぶっ飛んだ。勝俣は、一連の原発事故に関してKY発言を連発した馬鹿である。防衛という危機管理の問題を語るにあたって、これほどまでにふさわしくない人選もないだろう。原発事故の危機管理も出来ない人間に、防衛を語る能力があるわけなどない。
電力会社は他の業界と比べ、「競争相手がいないから、どんな不祥事を繰り返そうが絶対につぶれない」という、緊張感のない特権的な経営をしている。例えば雪印や不二家であれば、ひとつの不祥事で、会社の存続そのものが危機に陥るのとくらべ、電力業界は全く違う世界なのだ。例外があるとすれば、新しい物好きな四国電力か、厳しい地理的特性に対応しなくてはならないうえ、原発を持たずに原油の値段で経営がまともに左右される沖縄電力くらいか。
わたしは今の会社に移る前、某東京電力系の会社に面接に行って、唖然としたことがある。本当に、お茶くみ・コピー取りしかしていない女性が多数いたのだ。総務省よりも東京電力のほうが官僚体質ではないかと思うほどだ。派遣切りが吹き荒れる中、いい身分である。
勝俣は2007年に地震により柏崎刈羽原発で放射能漏れがあった時、原発トラブルを「いい体験」になったと発言し、新潟知事から批判された人物だ。電力会社とは、そういう体質なのである。幸い、当時の記事がネットに残っていた。
http://plaza.rakuten.co.jp/atsushimatsuura/diary/200707290000/
[ＮＥＷ]7月28日16時49分配信 毎日新聞
柏崎刈羽原発 圧力容器で放射能帯びた水漏れ 東電未公表
東京電力は２７日、新潟県中越沖地震の揺れのために柏崎刈羽原発１号機の原子炉圧力容器から、放射能を帯びた水が周辺の作業用フロアにこぼれた可能性のあることを明らかにした。地震発生時、１号機は定期検査のために圧力容器のふたがあいていたためで、外部には漏れていない。あふれた水量は不明。この日、同原発を視察した社民党調査団が求めた現状報告に対して明らかにした。東電は事前に把握していたにもかかわらず、これまで公表していなかった。
説明によると、１号機の燃料は検査に伴い、すべて使用済み燃料プールに移され、移動のためにプールと圧力容器をつなぐ水路が開けられていた。このため、両方の水に含まれる放射能は微量という。
これまで、東電は全１〜７号機の使用済み燃料プールから水があふれたことを発表していた。しかし、１号機であふれた水の一部に圧力容器の水が含まれていることは未公表だった。
東電は「隠そうとしたわけではない。すべての号機で作業用フロアに水があふれたのは使用済み燃料プールが原因となっており、説明がしやすかった。１号機の圧力容器とプールの水は同質だったため特に紹介しなかった」と説明する。
元原子炉設計技術者の科学ライター、田中三彦さんは「圧力容器とプールの水の放射能レベルは同じかもしれないが、きちんと公表し、説明しないことは問題だ」と批判する。
[ＮＥＷ]週刊文春 2007年8月2日号
原発トラブルで消えた 勝俣東電社長の経団連会長への道
濛々と黒煙が立ち込める映像――。中越沖地震で柏崎刈羽原発への信頼性は大きく揺らいだ。市民が恐怖に脅えるなか、現場にそぐわない人物がいた。東京電力の勝俣恒久社長である。勝俣氏は18日、新潟県庁で泉田裕彦知事との面会のなかでこうコメントした。
「今度のことを、いい体験に生かしていきたい」
地元紙記者が憤る。
「震災のショックと放射能漏れの恐怖に晒された市民感情を考えたならば、『いい体験』などという呑気な言葉は出てこないはずです。地元からも批判や不満の声が相次いでいます」
今回の震災では、原発の甘い耐震構造、消火体制の不備など脆弱な防災対策が次々と明らかになったのだから、地元市民が反発を強めるもの仕方がない。だが、勝俣社長が失ったのは「東電の信頼」だけではなかった。
「現在、日本経済団体連合会（通称・経団連）の副会長を務める勝俣氏は、御手洗経団連会長のあと、次期会長の有力候補でした。しかし、今回の柏崎刈羽原発の不手際ぶりで経団連会長のメはほぼ無くなったと見られています」（経済ジャーナリスト）
第7代・経団連会長を務めた平岩外四氏（元東京電力会長）以来となる、財界トップの座は東電にとっては“悲願”と言われていた。
「02年に発覚した原発のトラブル隠しで、当時、経団連会長を狙っていた南直哉社長（当時）が引責辞任。以後、1年半あまり財界活動を自粛せざるをえなかった。経団連の重鎮という自負があった東電にとっては屈辱の日々が続いたのです」（全国紙経済部記者）
南氏の後を継ぎ社長に就任したのが勝俣氏だった。
「勝俣さんは東大経済学部卒で学生時代は卓球部で活躍した。東電入社後は企画部中枢というエリートコースを歩み、歯に衣着せぬ物言いで『カミソリ勝俣』の異名をとった。社長就任後は堅実に会社の信頼回復に努めたと評価も高かった」（電力業界関係者）
04年には勝俣氏は経団連副会長に就任、財界への復帰も果たした。だが、昨年ごろから氏への評判が一変する。
「昨年夏、東京地検が着手した水谷建設事件では東電幹部が事情聴取を受け、東電の立件もあるのかと騒ぎになったのです。同11月には原発のトラブル隠しやデータ改竄が発覚。勝俣社長が『信頼回復に努めたい』と謝罪したが、株主総会では『データ改竄に対する責任はどうするのか』という声も上がった」（同前）
今回の震災では政府からの信用も失った。
「一報を聞いた官邸からは『天の恵みだ』という不謹慎な声があがっていた。選挙前の天災は与党優位に働くというジンクスがあるからです。安倍首相は急遽柏崎入りして原発を視察。とはいっても展望台から原発を見渡して『安全に十分に気をつけてください』と話す形式的なものでしたが。
ところが、その後に相次いで放射能漏れが発覚。正確な情報が伝わらず住民の不安が増大し、安倍首相の面子は丸つぶれ。甘利経済産業相が当日深夜に勝俣社長を呼びつけ、厳しい言葉を浴びせたのはその意趣返しではないかと噂されています」（全国紙政治部記者）
泉田・新潟県知事も、「東電が大丈夫といっても、とても信用できない」 と繰り返し報道陣に語り、昨年から続く不祥事の連鎖に不信感が極限まで達している様子。次期経団連会長どころではない。勝俣氏の経営責任が問われている。
さすが財界活動をするソ連邦電力！競争がないとは、地上の楽園！そこにしびれる、あこがれるゥ！
首相官邸のホームページでは、まだ勝俣以外の会議のメンバーは公表されていない。しかし、前回の会議の時のメンバーならある。これが、前回も座長は東電なのだ。東電と自民党は、何か特別な関係にあるのではないかと言われても、しかたないだろう。これが、武器や特別車両のメーカーである三菱重工・三菱自動車系なら分かるのだが。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ampobouei/konkyo.html
荒木 浩 東京電力顧問
五百旗頭 真 神戸大学法学部教授
佐藤 謙 都市基盤整備公団副総裁（元防衛事務次官）
田中 明彦 東京大学東洋文化研究所教授
張 富士夫 トヨタ自動車株式会社取締役社長
西元 徹也 日本地雷処理を支援する会会長（元防衛庁統合幕僚会議議長）
樋渡 由美 上智大学外国語学部教授
古川 貞二郎 前内閣官房副長官
柳井 俊二 中央大学法学部教授（前駐米大使）
山崎 正和 東亜大学学長
（５０音順）
＊座長：荒木委員 ＊座長代理：張委員
原発事故と聞いて「天の恵みだ」喜んだという安倍内閣もアホだが、ジンクスは民意と小沢一郎の全国行脚・どぶ板指令の前では無力だったようである。
突発的な原発事故に便乗しようとした安倍内閣より、麻生内閣ははるかに悪質だ。総理大臣自身の指示で意図的に、現役の警察官を使って小沢一郎の狭心症の病状をスパイするという、民主主義国家ではあってはならない人権蹂躙をやってのけ、小沢が倒れたら、そのタイミングで選挙と考えているのだから。麻生がいつ選挙に踏み切るか、様々な憶測が飛び交っているが、はっきり言おう。小沢一郎の狭心症が悪化したら、阿呆太郎は選挙を行うだろう。しかし、小沢一郎も心得たもので、健康なのに入院という技で化かしあいをしているのが愉快である。
柏崎トルコ村に行ってきたことがあるのだが、柏崎の駅前は完全にシャッター街で、ホテルは原発への査察でもある時でもないと満員にならないという。柏崎トルコ村は、観光スポットとしては良かったが、メインバンクの新潟中央銀行がつぶれて以来、迷走が続いている。こんな土地でも、「柏崎に新幹線を」という垂れ幕があるのが恐ろしい。高度経済成長時代から変わらぬバラマキと、金で財政の苦しい自治体に原発誘致を誘うという政策で作られた歪んだ柏崎は、日本の疲弊した地方自治体の象徴だと言える。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。