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ガザ交戦、パレスチナ側の犠牲者580人に(1/2ページ)【朝日】
http://www.asahi.com/international/update/0106/TKY200901060301.html
2009年1月6日20時47分
【エルサレム=古谷祐伸】
パレスチナ自治区ガザで地上攻撃を続けるイスラエル軍は5日夜(日本時間6日未明)から、人口が密集している北部のガザ市を包囲し、イスラム過激派ハマスとの本格的な交戦状態に入っている。
AFP通信は、12月27日のイスラエル軍による空爆開始からの犠牲者数は582人に達し、そのうちの159人が子どもだと伝えている。
ガザからの報道によると、イスラエル軍はガザ市の一部に入って戦闘を繰り広げている。
ガザ市のシェジャイア地区では5日夜から、イスラエル軍とハマスの戦闘員らが衝突。
ハマス側は、イスラエル軍の戦車7台を攻撃、イスラエル兵10人を殺害したとしている。
イスラエル軍は6日、兵士計4人が5日夜に自軍から誤った砲撃などを受け、死亡したと発表した。
AP通信によると、ガザ市では5日、ミサイル爆撃で母子5人が死亡したと報じた。
6日朝に入り、イスラエル軍の複数の戦車からなる部隊が援護射撃を受けながら、ガザ南部ハンユニスへ進軍しているのが目撃されている。
AFP通信によると、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)がガザ市とハンユニスで運営する二つの学校が6日、イスラエル軍の攻撃を受けた。
学校には数百人の住民が避難しており、少なくとも計5人が殺されたという。
イスラエル軍は6日、地上戦に入ってから、130人以上のパレスチナ戦闘員を殺したと発表した。
一方、ガザの医療施設側は、死傷者数の多数を民間人が占めていると述べている。
イスラエル軍が攻撃の理由にしている、パレスチナ側からイスラエル南部へのロケット弾攻撃は、6日も続いている。
イスラエル政府は5日、人道支援物資の食糧などを積んだトラック80台のガザ入りを認めた。
ガザでは電力や水道、通信網などのインフラ設備が破壊されており、住民約150万人が危機的状況に置かれている。