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人種主義というか差別意識があれば人は大虐殺を平気でするということは歴史から誰でも学んでいることだ。
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よって都市を丸ごと封鎖しておいて空爆するという暴虐が可能なのは、そこに人種主義があるということは明白でしょう。
そう、ガザの大虐殺がイスラエルにとってなぜ可能なのかを考える時に、イラン・パペの重要な指摘があります。
【イスラエルのユダヤ人の私生活は周囲にアラブ人がいなければもっとずっと良かっただろう】というメッセージを、イスラエルの政治制度、メディア、教育制度などが国民に生まれて死ぬまで送り続けているという事実です。
これをすり込まれた人間は容易に“民族浄化”を支持するでしょう。いや支持しない人でも容認はするでしょう。
植民地主義者にも色々な形態がありますが、イスラエルのやり方は当初から民族浄化を基本戦略にずっとやってきたということでしょう。
でも、こんな滅茶苦茶を世界が容認している期間は高々60年ともいえるわけで、こんなテロ国家がこのまま未来永劫にに生き残れるとも思われません。
追記:▼『イラン・パペ、パレスチナを語る』(つげ書房新社)より―─
今日ここ日本で、あるジャーナリストの取材を受けたのですが、彼はイスラエルのある著名な左派政治家の話をしました。ここではその政治家の名前は挙げませんが、その政治家が彼に言ったそうです、「私の夢はある朝起きたら、イスラエルの中にアラブ人がだれ一人いなくなっていることだ」と。
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領土をぶんどり、パレスチナ人(先住民)の殲滅を夢見、最低限そこでの多数派は絶対維持するという熱望がイスラエル国民にすり込まれているなら、ガザの住民が大幅に減るガザの大虐殺(注:多数派維持には有効な空爆)に絶対反対(注:大虐殺反対などというのは人間の最低限の倫理だが・・・)という意見はイスラエルからはほとんどでてこない。
植民地主義が表向きは否定されて60年以上がたつのに、これを容認するのが今現在の世界の有り様。これでは正義も善も倫理も地におち、社会の常識は崩壊するだろう。