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イスラエル空爆が7日連続に、ハマス指導陣狙う戦術に転換か【CNN】
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200901020020.html
エルサレム(CNN) イスラエル軍は2日、ガザ空爆を続行、1週間連続の攻撃となった。死傷者の有無などは不明。1日に続き、ハマス軍事部門関係者の自宅やモスク(イスラム教礼拝所)を空爆したとの情報がある。
1日にはハマス創設者の1人とされ、活動方針の決定権を握る指導者5人のうちの1人が自宅を空爆され、死亡している。空爆による初のハマス有力幹部の犠牲者とされる。
イスラエル軍は空爆当初、ハマスの行政府、治安関連施設などを標的にしていたが、ここにきてハマス指導陣の抹殺を狙う戦術に転じてきた。
イスラエル軍報道官によると、ハマスは2日、同国南部のアシュケロン市に少なくとも5発のロケット弾を撃ち込んだ。民家2棟が損壊、1人が負傷した。
イスラエルのリブニ外相は1日、訪問先のパリでサルコジ・フランス大統領、クシュネル外相らと会談し、ガザ情勢などについて意見交換した。
会談後の記者会見で、空爆の停止はハマスによるイスラエル領内へのロケット弾攻撃の中止が前提条件と断言、これが実現しない限り、空爆を中断させる考えはないことを言明した。
逆にハマスは空爆停止が武装闘争停止の条件と反論している。
空爆、ハマスのロケット弾攻撃の応酬が長引く中で、今後のガザ情勢を占う転機は、イスラエル軍が同自治区周辺に集結させ、命令次第でいつでも出動可能とする戦車など地上部隊の侵攻の開始時期に移ってきた。