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12月29日(月)に、イスラエル軍がガザでグラッド・ミサイルだとして、
爆撃した映像について、その車両の所有者が、あれはミサイルではなく、
ただの酸素ボンベだと主張していると、イスラエルの人権団体 B'Tselem が
報じた。
31 Dec. '08: Suspicion: bombed truck carried oxygen tanks and not grad rockets
http://www.btselem.org/English/Gaza_Strip/20081231_Army_bombs_metal_workshop_in_Gaza.asp
アルジャジーラもそのインタビューを YouTube で報じている。
B'Tselem questions Israeli account of attack - 1 Jan 09
http://jp.youtube.com/watch?v=xBYkrGIFnvI
イスラエル軍が、特設したサイトでも戦果として映像をUPしている。
真偽を検証する能力は私にはないが、
この反論を聞くまでは、イスラエル軍の主張通り、
ロケットを発射している所を爆撃されたものだと信じて疑わなかった。
もう一度、イスラエル軍のサイトの映像を観てみた。
Israeli Air Force Strikes Rockets in Transit 28 Dec. 2008
http://jp.youtube.com/watch?v=qG0CzM_Frvc
トラックの荷台で、何度もゴロゴロと転がしている。
カッサム・ロケットにしろ、グラッド・ミサイルにしろ、
トラックの荷台をゴロゴロと転がせるものなのだろうか。
私には、ロケットという武器についての知識は皆無であるが、
ロケットなら、翼が、何枚か、取り付けられていることくらいは知っている。
ゴロゴロ転がしているということは、
翼が取り付けられていないということを意味する。
それとも、この時点では確かに、翼は取り付けられていないが、
その後、発射前に取り付けるのだろうか。
翼がないということが、ロケットではないことの決定的な証拠なのかどうかは、
私には分からない。
また、殺害された8人の年齢をみると、
Muhammad bassel Madi, 17
Wisam Akram ‘Eid, 14
‘Imad Ahmad Sanur, 32
Rami Sa’adi Ghabayan, 24
Mahmoud Nabil Ghabayan, 14
Ashraf a-Dabagh, 26
Muhammad Majed Ka’abar, 20
Ahmad Ibrahim Khila, 15
14歳、14歳、15歳、17歳、、、
こんな年齢の子供がロケット弾の運搬をするのだろうか。
年齢から考えても、それがロケット弾だったというより、
ただの酸素ボンベだったという方が私には腑に落ちる。
改めて、戦争プロパガンダというものに恐怖を覚える。
少なくとも私は、すっかり信じ切っていたのだから。
ハマスがガザから連日、数十発のロケットを発射していることは事実である。
このただ一件が、誤爆であったのだとしても、
それが、大きな意味を持たないのかもしれない。
しかし、戦時プロパガンダのその虚偽の一端を露呈したものだと思う。
確かに、ロケット弾と酸素ボンベは、その大きさ、形状が酷似している。
無人偵察機からの映像の解像度では、その判別はつかないのだろう。
ミサイル発射ボタンを押した者は、これがロケット弾だと確信したのだろう。
あるいは、違うかもしれないと逡巡したのだろうか。
とにかく、この件を解明し、もし誤爆であったのなら、
謝罪や補償が必要だろう。
、、、しかし、既に数百人が殺害されている。
一般市民も多く殺傷されている。
それに対して、イスラエルが謝罪し、補償するとも思えない。
ましてや、この件をや、なのかもしれない。