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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu183.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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中国は、イスラエルがアメリカから盗み出した技術を、イスラエルから
秘かに安く買っていた。ところが2006年にイスラエルと大喧嘩になった。
2009年1月1日 木曜日
写真は29日にガザ近郊で撮影したイスラエル軍兵士
◆ガザ空爆 イスラエル、仏の停戦提案を拒否 地上戦への構え解かず 12月31日 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081231-00000555-san-int
【カイロ支局】パレスチナ自治区ガザ地区の空爆を続けているイスラエルのオルメルト首相は31日、治安閣議で、「ロケット弾攻撃が続いているのに停戦はできない」と述べ、戦闘を継続する姿勢を鮮明にした。フランスなどが進めるイスラム原理主義組織ハマスとの暫定停戦案を拒否したものと受け取られている。
フランスはクシュネル外相が、ガザ地区への人道支援物資搬入のため48時間停戦を提案した。しかし、イスラエル側は「軍事作戦を継続する」としてこれを拒否。同外務省はその理由について、「ハマスが砲撃をやめる明確な保証が欠けており、この提案は非現実的だ」と述べた。一方、ハマスの報道官も「攻撃と(ガザ地区の)封鎖をやめれば検討する」と停戦案に否定的な姿勢を示した。
イスラエル軍は31日、引き続きガザ地区を空爆したほか、予備役の人数を2500人増やし、地上戦への構えをちらつかせている。ロイター通信によると、これまでのパレスチナ人の死者は385人に上った。
こうした情勢下、欧州連合(EU)は30日、パリで開いた緊急外相理事会で、近く閣僚級の代表団を現地に派遣することを決定。サルコジ仏大統領は1日、訪仏するリブニ外相と会談した後、週明けにイスラエルを訪問する予定で、仲介に積極的に乗り出す構えだ。
停戦に向けた国際社会の動きも活発化しており、ブッシュ米大統領は30日にパレスチナ自治政府のアッバス議長と電話会談し、「持続的な停戦」のあり方を話し合った。国連の潘基文事務総長も米、ロシアなどと協議した。
◆暴走する国家恐慌化する世界 迫り来る新統制経済体制の罠, 副島隆彦、佐藤優,:著
http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/32178841
◆中東諸国で核製造の連鎖現象が起こる
副島
今回のグルジア紛争とのつながりで、その南のイランをめぐって核兵器が使われる可能性はどうでしょうか。私は既に5年ほど前から、「やがて中東で核が使われる」と予測しています。このことは人類の歴史の法則からして避けられないこと(不可避)だろうと私は冷酷に考えています。
佐藤
私も副島さんの懸念を共有します。核が1回使われることになれば、堰を切ったように使用されるようになるでしょう。というのは、今後、核が使われないという蓋然性のほうが少ないからです。イランが核兵器開発に成功したら、その翌日にはサウジアラビァも核保有を宣言すると思います。
どうしてかと言うと、パキスタンの力ーン博士が開発した核は、サウジアラビアの資金でつくられているからです。オーナーに反対することはできません。そして次の瞬間、何が起こるかというとエジプトが核開発をします。シリアも始めるでしょう。そうしたら核開発はどこの国でも1〜2年でできます。そのときイスラエルは自国の核所有を明らかにします。そうなれば中東でイラン、イスラエル、エジプト、シリア、サウジアラビアの5力国が核を所有することになり、何も起きないことのほうが、かえって不思議です。
副島
核兵器というのは案外、今では簡単な技術なんですね。貧乏国でも持てる。だから王様や大統領たちが欲しがる。どんなにオンボロの原始的な核兵器(原爆)でも持ちさえすれば一等国だ。アメリカが脅えて対等の付き合いをしてくれる。インドとパキスタンの間で、核を撃ち合うという可能性もあります。パキスタンが保有している長崎型(プルトニウム型)の素朴な核が使われる。民族間の憎しみが背景にあるのは皆同じです。
佐藤
インドと中国で国境を争っているカシミールで、核が爆発する可能性も考えられます。相手に領土を取られるくらいだったら、核で殲滅してしまったほうがよいと暴走しかねません。2008年11月のインド・ムンバイでの同時多発テロ以降、カシミールを巡ってインドとパキスタンの間で不測の事態が生じる危険もある。
副島
冷酷な言い方をすれば、たかが核兵器一発で30万人くらいが犠牲になっても致し方ないと。
◆連鎖する核発射で第三次世界大戦が起こる可能性はあるか
佐藤
たぶん、今回のグルジア紛争が原因で第三次世界大戦になるとは考えられません。ただし、第三次世界大戦になるとするなら、次のようなシナリオになると思います。
イスラエルをイランなりが本気で潰そうとする。その場合、核ではイスラエルを潰せません。核で潰すよりも、ヨーロッパに圧力をかけてイスラエルとの通商をやめさせることです。その際、アメリカがかつての赤い力ーテン時代のベルリン空輸のような形で、アメリカ本土からイスラエルを助けるだけのことをやるかどうか。
私はアメリカはやらないと思います。それにヨーロッパ中でテロが連鎖して起こる。すると、テロのもとになるところの臭いところから全部切ってしまえ、ということで、イランとイスラエルがぶつかるかもしれません。そうなると必ず「非対称のテロ戦争」がどこかで起こると思います。
あとはヨーロッパに気をつけなくてはいけません。グルジアは一応ヨーロッパに近いから怖いのです。ちょっとしたことで何かが弾けてしまう可能性があります。
だから副島さんがおっしゃっているように、ヨーロッパとロシアはぶつからない。ロシアとドイツがぶつかるとか、ロシアとフランスがぶつかるとかいうシナリオは、「ペンペン草が生える状況になって、石器時代のような生活をしてもよい」、とヨーロッパ人が覚悟をしないかぎり起きない。天然ガスや石油の間題があって、ヨーロッパは弱みがあるのでロシアと対決するのは難しいと考えます。
他方ロシアも、天然ガスや石油の栓を閉じてしまうと、誰も買ってくれないとなると、いくら天然ガスがあっても、今度はロシアにペンペン草が生えます。ここのところは相互の依存体制、共感体制のようなものが出来て、そうなると「ロシア対ヨーロッパ」という形でのぶつかり方の蓋然性は少ないと思います。だから何があっても危険なのは中東なのです。
副島
そのとおり。人類の火薬庫は極東(東北アジア)と中東です。この2つの地域たが常に爆発する可能性を持っている。そして、ここには日本という工業製品の輸出で金を貯め込んだ国と、石油代金で資金を持っているサウジアラビアという2つの国があります。日本とサウジアラビアがアメリカの財布です。
極東という火薬庫では、2006年2月18日にクリストファー・ヒル国務次官補が、6力国協議のあとで、本気で本音をしゃべった。それは「もうアメリカは北朝鮮に関わりたくない。アメリカは(国務省としては)、逃げるぞ。帰るぞ」なのです。これが本音です。アメリ力の最高度の外交戦略家たぢの共同理解は、「アメリカにとっての北朝鮮問題はそもそも存在しなかった。だから間題も存在しないということなのです。そうすると、日本国内で北朝鮮問題(拉致間題)で騒いでいる人たちというのはどういうことになるのでしょう。
人間という生き物は、新しく手に入れた技術は必ず使うものです。だから中東で核兵器が使用される可能性は濃厚だと思います。日本は広島、長崎の先例を浴びているのでバカなことはしないほうがいい。
佐藤
人類が開発した犬量破壊兵器で今まで実戦において使われていないのは水爆だけで、あとは全部使われていますからね。
副島
先ほど佐藤さんがパキスタンの力ーン博士の核の闇市場から中東の主要な諸国に既に核技術は転移していると話されました。
そして私はこのパキスタンに核技術のうちの弾道ミサイル(弾道ロケット)技術を与えたのは北朝鮮であると言いました。だから北朝鮮がいちばん悪いことになる。ところが真実の相をあと一枚捲っていくともっと恐ろしい。北朝鮮の核技術はイランにまで届いているが本当は中国製だろう。北朝鮮を裏から支援しているのは中国という〃大後方"である。この大きな視点を私は、スタンフォード大学のフーバー研究所研究員だった故・片岡鉄哉先生から学びました。
でも私は、片岡先生が「日本も核保有すべきだ。そして自立せよ」と言うものだから、喧嘩になって先生とは別れました。私は反戦平和派です。刀(核兵器)など持って振り回すほうが愚か者だと思っています。核武装すれば自分が強くなったような気になる。その程度のリアリストぶる愚か者が日本の保守言論界に山ほどいます。包丁やピストルを振り回すと、自分自身を切りつけて大ケガをするものなのです。
実は中国は、イスラエルと縁を切って、アラブ諸国に近づいた、これが近年における巨大な世界的地殻変動の始まりです。
中国はイスラエルがアメリカ国防総省から盗み出した技術を、長年イスラエルから秘かに安く買っていた。ところが中国の指導部は、2006年11月にイスラエルと大喧嘩になった。イスラエルにしてみれば「中国よ。よくも裏切ったな」となる。中国にしてみれば、中東全域のアラブ諸国と仲良くして、石油を買って(油田の採掘権を押さえる)、中国の世界覇権を目指すのが大きな目標となった。これを〃大国堀起(和平堀起)"といいます。
それで慌てたのがアメリカ国務省です。それまでの北朝鮮に対する強硬な封じ込めの姿勢を大転換しました。腰砕けといってもいい。だからアメリカは「北朝鮮がテロ支援国家だとする指定を取り消す」と言い出したのです。
それで、アメリカとしては、北朝鮮間題を中国に丸投げすることにした。北朝鮮は中国の勢力圏にあるままにすると決めました。韓国人にしてみれば、民族統一ができなくなって怒っています。中国とアメリカが頭の上で勝手に決めてしまった。.
日本にとっても同じことで、米中対話で頭越しに何でも決められてしまうようになっています。「日米同盟で中国と対決せよ」と言い続けている者たちのオツムの程度がよくわかります。
ところが、さらに事実は小説より奇なりです。北朝鮮の核ミサイル(本当に2発あるらしい)の半分は、なんと北京を向いて狙っているというのです。これは本当でしょう。北朝鮮と中国の間にも緊張関係があるのです。
北朝鮮の金正日に次ぐナンバー2である金永南最高人民会議常任委員長(軍のトップ)は、実はアメリカのCIAの息がかかっている。この人物が核ミサイル(宇宙ロケット)実験をやって周辺国を驚かすのです。
2008年7月7日の洞爺湖サミットのとき、ブッシュ大統領が福田康夫首相(当時)に耳打ちしたそうです。「中国人は首都の北京を内陸部に移したいそうだ」と。福田首相は何のことだか理解できなかった。私はピンと来ました。北京の共産党の親玉たちは、北朝鮮が自分たちの北京に照準を定めている核ミサイルの危険から逃れるために、昔の洛陽のあたりにまで首都を移すということを本気で考えているはずです。
(私のコメント)
新年明けましておめでとうございます。なぜ御めでたいかというと年が無事に越せたからです。来年ははたして年が越せるのだろうか? 世界は金融恐慌で金融市場は麻痺してFRBが住宅担保証券を買って金融を動かそうとしていますが、トヨタですら銀行から金を借りるのに苦労しているほどだ。しかしこのような現状を分かりやすく報道するところが無い。
報道する新聞記者たちも専門書を読んで勉強する時間がないから何が起きているのか分からないのだ。何が起きているのか分からないから、大きな事件が起きると「株式日記」のようなブログにアクセスが集中するようになる。テレビや新聞は解説や状況分析が出来ないからです。
今日は「朝から生テレビ」を見ていましたが、構造改革が悪かっただの金融資本主義が悪いだのヘッジファンドが詐欺だのと、「株式日記」では何年も前から書いてきたことを言っている。日本は産業資本主義で物作りを大切にしてきたが、小泉内閣は日本にアメリカ型の金融資本主義を導入しようとした。そしてゴールドマンサックスのような投資銀行が日本のゴルフ場やホテルを買いまくって証券化して売り飛ばそうとしていた。
そのような風潮を煽ったのが田原総一郎であり、ホリエモンなどを一躍時代のスターにまで祭り上げた。しかし昨夜の朝生では派遣切りはけしからんと正反対のことを言っている。いかにジャーナリストが不勉強で先を見る目がないかを示していますが、アメリカの金融破綻も2年前の2007年3月にはアメリカのバブル崩壊の予告を書いてきた。
◆『アメリカ経済終わりの始まり』 松藤民輔(著) ゼロ金利解除が意味するもの 2006年現在、円は世界の基軸通貨になった 2007年3月9日 株式日記
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/780d2eb1bafbcf781de90a83864b8a8d
世界大金融恐慌の後には、アメリカを操る国際金融資本は何を仕掛けてくるのだろうか? もちろんそれは戦争だ。アメリカは金融破綻と実体経済のクラッシュで破れかぶれになって再び戦争に打って出る事だろう。それはオバマ新大統領になっても変わりが無く、オバマが言う事を聞かなければケネディのように暗殺されて処分されてしまう。
時事ブログなどを見ても、イスラエルとハマスとの戦争を扱ったものは非常に少ないのですが、今年は中東で核戦争が起きる年になるかもしれない。それを知るためには「暴走する国家恐慌化する世界」という本を読んでもらえれば分かるだろう。佐藤優氏はロシアとイスラエルの専門家であり、外務省時代からの情報ルートを持っている。
イスラエルとアメリカは一心同体であり、多額の軍事援助が与えられて軍事機密なども提供されてアラブ諸国との戦争に勝ち抜いてきましたが、イスラエルはアメリカを裏切って中国に軍事機密を漏らしてきたようだ。イスラエルの核開発はアメリカの援助によるものでしょうが、ケネディはそれに反対したから殺されたのかもしれない。
イスラエルはなぜ中国に軍事機密を提供したのであろうか? 中国で最近開発されたジェット戦闘機はイスラエルで開発された戦闘機とそっくりだ。イスラエルの核実験なども中国で行なわれたという説もある。アメリカはイスラエルに提供した情報が中国に漏れる事を承知で提供してきたのだろうか? アメリカと中国とが直接取引をすると目立つからイスラエルを経由させたのかもしれない。
つまりアメリカと中国とは裏では繋がっているのであり、中国の核もイスラエル経由でアメリカから伝えられたのかもしれない。クリントン時代には多核弾頭の技術が中国に提供された事が問題になりましたが、アメリカは日本には核は持たせないが中国には核を持たせるという戦略だったのだろう。これは政府の決定ではなく裏ルートで繋がっているグループがあるという事だ。
こうなるとアメリカという国は何を考えているのかまるで分かりませんが、日本はアメリカという国家の研究がおざなりで、それで大東亜戦争にも負けた。ブッシュ大統領が登場したときもネオコンという言葉すら日本人は知らなかった。アメリカのキリスト教はヨーロッパのキリスト教徒は違うらしい。福音派のキリスト教とネオコンとは深い関係があり、福音派の信者は中東における核戦争の後のキリストの降臨を信じている。
福音派の話になるととてもついて行けないのですが、それくらい今のアメリカ人は宗教に狂ってしまっている。福音派は聖書にかかれた事が真実であり、ハルマゲドンを信じている。ブッシュ大統領は神のお告げでイラク戦争に踏み切ったそうですが、このような人物が核ミサイルのボタンを持っているから恐ろしい。
イスラエルとハマスの戦争はやがてヒズボラも加わり、背後のイランとも戦争になるかもしれない。イランとイスラエルが戦争になればロシアとアメリカによる代理戦争になる。中東が核戦争になれば中東の油田地帯は核に汚染されて石油の輸出は長期にわたってストップする事になる。だから決して日本に無関係な事ではないのですが、ブロガー達は正月気分のようだ。
◆ブッシュ再選と『核戦争を待望する人々』“福音派キリスト教徒”の狂気じみた実態 2004年11月7日 株式日記
http://asyura.com/0406/bd37/msg/757.html
副島氏は本の中で人類の火薬庫は極東と中東だといっている。北朝鮮のミサイル技術は中東諸国に伝わり、パキスタンの核の技術は中東や北朝鮮に伝わっているようだ。パキスタンに核技術を伝えたのが中国とすれば、アメリカの核の技術がイスラエルに伝わり中国に伝わりパキスタンに伝わった。
気がつけば中東も核保有国だらけになって、いつかは核戦争が起きるだろう。イスラエルはCIA長官が明言しているから確実に持っている。ハマスやヒズボラに核が持ち込まれれば彼らは躊躇なく核を使うだろう。問題はそれがいつ起こるかですが、だから最近のガザ地区の問題は気になって仕方がない。
「株式日記」では2001年にイスラエルが強硬な態度をとり始めて、中東で戦争が始まる事を予言しましたが、1ヵ月後に9・11テロが起きた。という事はオバマが就任して数ヶ月以内に第二の9・11が起きるかも知れない。その事によってアメリカの新大統領を中東戦争に引きずり込むのがイスラエルの戦略だからだ。