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卑わいな言動も 大学側は非難
イラク
【カイロ=松本眞志】バグダッド大学工学部学生と大学当局は二十三日、米軍が前夜に同学部女子寮に乱入して建物内のドアを破壊し、卑わいな言葉を口にしたとして同軍に抗議しました。
イラク紙アッザマンによると、大学広報部のアハマド・シャキル氏は、米軍が女子寮内に爆発物があると主張して捜索を要求したと説明。学生らが米軍の申し出を拒否したにもかかわらず、米軍が突然、建物内に乱入してきたと述べました。爆発物は発見されなかったといいます。
目撃者の女子学生ラヤム・アベドさんも、米軍が警告無しに寮に入り、「廊下を徘徊(はいかい)してドアを壊し、モラルに反する言動を行った」と証言しています。
事件後、総長を先頭に大学当局は米軍の行為を強く非難。政府に対しても迅速な対応と調査を要求しました。
アッザマン紙は、女性の生活空間に、しかも夜中に男性が無断で侵入することはイラクの伝統社会では受け入れがたい行為だと指摘。事件が、米軍駐留に対する国民の怒りを増幅させることになると結んでいます。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-12-26/2008122607_02_0.html