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「金日成主席、74年米に秘密首脳会談を提案」
朴正煕夫人暗殺直後、ルーマニア通じ
http://www.chosunonline.com/article/20081222000016
1994年に死亡した北朝鮮の金日成(キム・イルソン)主席は、朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の夫人、陸英修(ユク・ヨンス)氏が暗殺された直後の1974年8月、ルーマニアを通じ、フォード米大統領(当時)に秘密首脳会談を提案していたことが分かった。
このほど公開されたフォード元大統領のホワイトハウス記録を聯合通信が引用した報道によると、同年8月27日、ルーマニアのチャウシェスク大統領の特使として、ワシントンに派遣されたプンガン大統領顧問は「北朝鮮指導部が討議のため、米国と秘密接触を持つことを望んでいる」と述べたという。
プンガン大統領顧問は、フォード大統領に「秘密会談を望むのなら、チャウシェスク大統領がこれを手助けする」と話したとのことだ。
これに対し、フォード大統領は「あなたがたの提案に感謝する。キッシンジャー国務長官(当時)とこれについて協議する」と返答した。フォード大統領は「接触に先立ち、先行すべき不可欠の措置がある。米国は確固たる了解が成立しなければ、(接触に)入らない」と述べた。
同席したキッシンジャー国務長官が「協議後、大使を通じ、われわれの考えを伝える」と述べると、プンガン大統領顧問は「北朝鮮にこれを伝える。いい返答があることを望む」と答えたと記録されている。
それから1年後の75年6月11日、フォード大統領とチャウシェスク大統領がホワイトハウスで首脳会談を行ったときも、北朝鮮問題が取り上げられたとのことだ。
ワシントン=李河遠(イ・ハウォン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版