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(回答先: Re: 靴投げ事件の「靴」、安全確認のため破壊される(AFP) 投稿者 スットン教 日時 2008 年 12 月 19 日 14:53:32)
コラム地軸2008年12月20日(土)付 愛媛新聞
投げかけたもの
「強引に小手投げにいったが墓穴を掘った。座布団が舞うなか、横綱は土俵に座り込み…」―大相撲、ある結びの一番だ。が、風物詩ともいえる舞は消えゆく運命か▲
「投げにくい座布団」が導入されたためだ。九州場所の升席に限られるが、二人がけ仕様の特注品は重い。これまでも観客がけがをする恐れがあるとして、日本相撲協会は投げないようにと呼びかけてきた。ところがファンの熱気は収まらない▲
座布団投げは、ひいきの力士への「祝儀投げ」の名残ともされるが、今やその意味はないだろう。負けた横綱への憤慨か。番狂わせの格下への称賛か。なくなると思うと寂しい気もする。が、今後は見つかると警察に通報される可能性さえある▲
靴を投げることには意味がある。イラクでは靴で踏みつける行為が最大の侮辱表現という。先日、ブッシュ米大統領に会見場で靴を投げつけたイラク人記者の行動と、その処遇に世界が注目している▲
美化はできないが単なる蛮行とも片付けられない。記者が叫んだ言葉の重さゆえか。「夫を失った女性、親を失った子どもたちからの贈り物だ」―大義なき戦争の蛮行を、いわれなき同胞の死を、彼は見つめてきたはずだ▲
罰を下しさえすれば、問題の根源は消えるのか。侮辱のかたちで投げかけた怒りは、要人攻撃の罪として扱われている。有罪なら最高刑は禁固十五年。
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/chijiku/ren018200812208328.html