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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200812070272.html
必勝祈願を市町村に指示 鳥取県、開戦時の公文書 '08/12/7
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太平洋戦争の開戦直後、神社で必勝祈願するよう市町村に命じた鳥取県の通知や祝詞が残っていたことが七日、県立公文書館の調査で分かった。
敗戦後の混乱や陸軍の焼却命令で公文書の多くは散逸しており、東京学芸大の岩田重則いわた・しげのり教授(民俗学)は「開戦当初、国家が国民の戦意を高めようと躍起になっていたことを示す貴重な史料」としている。
通知や祝詞は、開戦日の一九四一年十二月八日―四六年四月三日の戦争に関する公文書約五百件を収めた二冊の「大東亜戦争関係綴だいとうあせんそうかんけいつづり」の中にあり、鳥取県旧大山村役場跡(同県大山町)に残っていた。
通知は四一年十二月十八日付。県学務部長が市町村長にあて「米国と英国に対する宣戦の布告があった。(中略)宣戦奉告祭を執行するように」と指示する内容。また、神社一社につき公費八円を支給するとし、祭式は新嘗祭にいなめさいに倣い、同封の祝詞を読むよう求めていた。
祝詞には「国民を昼夜守り、東西の敵を速やかに打ち払い、全世界を一つの家として治めようとする神代からの事業を、どうかお守りください」などとの記述があった。
また、当時の大山村長が同年十二月八日の真珠湾攻撃の大本営発表をラジオで聞き、区長らに対し、村の神に祈願し、住民に状況を知らせて対応するよう求めた同日付の急告も見つかった。
【写真説明】鳥取県旧大山村役場跡に残っていた「大東亜戦争関係綴」