★阿修羅♪ > 戦争a5 > 192.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.asahi.com/international/update/1129/TKY200811290201.html
「先に攻撃した」グルジア大統領認める 「正当」とも
2008年11月29日17時40分
【モスクワ=副島英樹】グルジアのサアカシュビリ大統領は28日、南オセチア自治州をめぐる8月のロシアとの軍事衝突で、最初に軍事行動を始めたのはグルジア軍だったことを初めて公に認めた。ロシア軍の侵攻を阻止するための「正当で適切な措置だった」と弁明したが、グルジア軍の行為を検証する動きは国内外で強まっており、「先制攻撃」は認めざるを得ない立場に追い込まれたようだ。
インタファクス通信などによると、この日開かれたグルジア紛争をめぐる議会調査委員会で証言した。大統領は「ロシア軍がグルジア領内に入っているという情報を何度も確認した」とし、「自国の領土と市民を守るために重大な決定をした。他に選択肢はなかった」などと説明した。
グルジアからの分離独立を求める南オセチアの州都ツヒンバリで、砲撃などの軍事行動が始まったのは8月7日夜。グルジア側はこれまで、南オセチアを支援するロシア側から挑発があったため反撃したと主張してきた。
しかし、親欧米のサアカシュビリ政権の頼みの綱でもあったBBCなど欧州メディアも最近になって、グルジア軍がツヒンバリで無差別攻撃を仕掛けた可能性をとり上げ始め、欧州連合(EU)も調査に乗り出すことを決めた。国内では野党勢力が大統領の責任追及の声を強めている
ロシア軍のノゴビツィン参謀次長は「国際社会も、北大西洋条約機構(NATO)さえも、グルジアが先に攻撃したのは確信していた。(正当化の発言は)攻撃を始めた責任を逃れるためのものだ」と批判した。