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(回答先: Re:同時テロ4か月前、警察にテロ情報(TBS) 投稿者 近藤勇 日時 2008 年 12 月 01 日 16:50:49)
【関連】“死角”海から接近 インド同時テロ実行犯
2008年12月1日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008120102000080.html
【ムンバイ(インド西部)=内田康】ムンバイの同時テロ事件の大きな特徴は、犯行グループが拠点の隣国パキスタンからの海上ルートを使って、標的に近づいたことだ。陸や空からの入国に比べ、警備が手薄な海が狙われた。地元紙によると、犯行グループは治安当局との遭遇に備え、水上での戦闘訓練も行っていた。
「テロリストがゴムボートで上陸したのはここだよ。私は目が悪いから、顔までは分からなかったな」
ムンバイ南部の漁港で、漁師のパーティルさん(62)は、犯行グループが上陸した十一月二十六日夜のことを振り返った。漁港の目の前にある自宅で偶然、目撃したという。周辺は漁師たちの家が密集しているが、目撃者は多くないようだ。
「その夜は注目のクリケットの試合があってね。みんなテレビにかじりついていた」(パーティルさん)
波打ち際からわずか十メートルで、バス通りに出る。犯行グループはここからタクシーに乗って銃撃に向かったといわれる。
拘束された容疑者の供述によると、一行の計十人はパキスタン南部のカラチを出発。インドのポルバンダル付近で別の漁船を襲った。乗組員五人を殺害してこの船に乗り換え、さらにムンバイ近海で二手に分かれ、上陸を果たした。いずれの上陸地点からも、タージマハル、トライデント両ホテルなどがある襲撃エリアまで、車で十分以内に到着できる。
「テロリストが海からやってくる」−。そんな事前の警告情報は、過去三カ月以内に少なくとも三回、インド当局に寄せられていた。インド紙「ディーエヌエー・サンデー」によると、治安当局は十一月十八日、「四日前に、パキスタンのイスラム過激派『ラシュカレトイバ』の船がカラチを出たらしい」という情報を、ムンバイの州警察や沿岸警備隊に伝えていた。
カラチからインドへの海路は過去にも、テロリストが武器輸送に使ったことがある。同種の警告情報が当局に寄せられることは珍しくなく、今回も「また似た話か」と重要性が見逃されたらしい。
インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方で水上戦闘訓練まで積んだうえ、ムンバイ上陸に成功した容疑者たち。元インド陸軍司令官でテロ対策専門家のマハダカール氏(52)は、本紙の取材に「インドの海岸線はあまりに長く、警備は難しい。テロリストたちにやられてしまった」と悔しがった。