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http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008112901000520.html
戦時中、九州大(福岡市、当時は九州帝国大)の教授らが米兵捕虜を生きたまま解剖し、故遠藤周作さんの小説「海と毒薬」のモデルになった事件の現場に居合わせた福岡市の医師東野利夫さん(82)が29日、九州大医学部で講演、当時の教授らが捕虜の内臓を摘出した様子などを証言し「真相を知り、本当の反省をしなければならない」と訴えた。
講演は同日から始まった日本生命倫理学会の一環。九州大医学部はこれまで生体解剖について「本学部としては直接関係がない」(「百年史」)との立場で、公の場で取り上げられる機会はあまりなかったという。
当時、医学部の学生だった東野さんは1945年5−6月、計4回行われた解剖手術のうち2回を目撃した。講演では現場の再現図などを示し、血液の代用として食塩水を捕虜に注入した実験の様子などを証言。
米軍の本土上陸の不安が高まっていた当時の異常な雰囲気を指摘し「戦争は悲惨と愚劣しか残さない。戦争の苦しみを2度と味わいたくない」と強調した。
2008/11/29 19:41 【共同通信】