★阿修羅♪ > 戦争a5 > 134.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200811270002.html
2008.11.27 Web posted at: 17:23 JST Updated - CNN
ムンバイ同時テロ、死者100人突破 緊迫情勢続く
(CNN) インド西部の商業都市ムンバイで26日午後10時過ぎから約2時間、高級ホテル2軒を含む少なくとも10カ所で、爆発や銃乱射事件が発生した。武装勢力による同時テロの可能性が指摘されている。マハラシュトラ州当局によると、27日昼頃までに確認された死者は101人、負傷者は314人。現地に出張した日本人1人や英国人1人、オーストラリア人1人を含む6人の外国人や、同州テロ対策部隊の幹部、警官11人の死亡が判明している。
警察関係者によると、犯行グループは5つ星の「タジ・マハール・ホテル」と「ホテル・オベロイ」に、人質を取って立てこもった。ホテル・オベロイには27日朝、警察の特殊部隊100人前後が突入し、19階から外国人4─5人を救出した。ただし内部にはまだ人質が残されている。一方のタジ・マハール・ホテルでは27日未明に火災が発生し、銃声が響いた後、数十人が警官隊に護衛されながら外に出てきた。同ホテルでは人質の大半が既に解放されている。
ある目撃者は、犯行グループが米国や英国のパスポートを保有している15人前後を人質に取っていたと語った。CNNのアンカーマンによると、タジ・マハール・ホテルの宿泊客の半数が西洋人だったとみられる。現場に居合わせた英国人は、日本人男性が後方から足を銃撃される様子や、血が散乱する現場を目撃したとしている。
治安部隊は引き続き、2軒のホテルで犯行グループの追い出しを図っている。タジ・マハール・ホテルに立てこもっている犯人は4─6人、ホテル・オベロイに立てこもっているのは2─4人とみられる。
立てこもり事件は市内のカマ病院でも発生したが、27日朝までに無事解決した。立てこもった犯行グループが逃走したか、射殺されたかは不明。また、出張中の日本人が死亡した「トライデント・ホテル」では、治安部隊が犯行グループの制圧に乗り出した。
犯行グループは自動小銃や手投げ弾で、ホテルや外国人の利用が多い飲食店、病院、主要鉄道駅のチャトラパティ・シバジ駅を襲撃。また、軍事用の強力な爆発物RDX8キロがタージ・マハール・ホテル付近の飲食店から発見され、新たな爆弾攻撃が計画されていた可能性が明るみになった。
事件ではこれまでに少なくとも9人が警察に射殺され、9人が逮捕されたほか、ホテル襲撃に関与した3人が拘束されて事情聴取を受けている。逮捕された9人中7人は漁業従事者で、爆発物を積んだ船がタジ・マハール・ホテル付近から発見された。
ムンバイ当局は住民に外出しないよう呼びかけ、警察は無作為に車両の検問を実施。株式市場は休場し、学校も臨時休校となった。映画館やショッピングモールには、新たな攻撃標的になる可能性を受けて厳戒体制が敷かれた。主要紙タイムズ・オブ・インディアは「ムンバイの戦争」の見出し付きで、事件を一面トップで伝えた。
地元の一部報道によると、犯行声明は「デカン・ムジャヒディン」を名乗る組織から電子メールで出された。しかし専門家らは、事件の首謀者が捜査かく乱を狙って出した可能性があると見ている。
ムンバイでは2006年7月、通勤ラッシュ時の列車や駅のプラットフォームを狙った連続爆弾事件で209人が死亡。今年7月には西部アーメダバード市内で同時爆弾テロがあり、49人が死亡、100人以上が負傷した。
米国務省のウッド報道官は「状況を注視している」と述べ、事件への対応で米当局がインドを支援する用意があることを明らかにした。また、オバマ次期米大統領の政権移行チームの国土安全保障担当者は事件を厳しく非難し、テロ対策でインドなど各国と連携していく方針を強調。潘基文国連事務総長のスポークスマンや、フラット米大統領副報道官、ブラウン英首相、ミリバンド英外相も非難声明を発表した。
コメント:なぜ、今、インドでこのような事件が起こされたか。もし背後関係があるとしたら、その目的とするところは何か?
この事件で誰が利益を得るか、冷静に注視する必要があろう。