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http://www3.nhk.or.jp/news/k10014819291000.html
10月18日21時25分
イラクでのアメリカ軍の駐留延長に向けて、アメリカとイラクの両政府が詰めの交渉を行うなか、イラクの反米強硬派が首都バグダッドで大規模な抗議集会を開き、アメリカ軍の即時撤退を訴えました。
アメリカ軍のイラク駐留をめぐっては、国連決議が定めた駐留期限が年内で切れるため、アメリカとイラクの両政府が、駐留延長の法的な根拠となる2国間の地位協定の締結に向けて交渉を続けています。これに対して、アメリカ軍の即時撤退を求めてきた反米強硬派のサドル師のグループが18日、バグダッド北東部で抗議集会を開きました。集会は10万人規模のものとなり、イラク各地から集まった人たちは、イラクの国旗を掲げながら「占領者のアメリカは出て行け」と口々に叫びました。また指導者のサドル師のメッセージが読み上げられ、「アメリカとの地位協定はイラクの将来にとって災いとなる」と述べて、地位協定の締結には徹底的に反対していくと強調しました。アメリカ軍の駐留延長について、イラクのマリキ首相は2011年を撤退期限として認める方針で、議会の承認を取り付けるため各政治勢力と協議を始めています。しかし市民の反米感情は根強く、このまま地位協定の締結を進めればマリキ政権への反発が高まることも予想されます。
■関連記事「共同通信」
http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008101801000670.html
サドル師派が大規模デモ 米との地位協定拒否訴え
【カイロ18日共同】来年以降の米軍のイラク駐留を可能にする米国との地位協定をめぐり、イスラム教シーア派の反米指導者サドル師派は18日、首都バグダッドで協定締結拒否を訴える大規模デモを開いた。AP通信は数万人が参加したと伝えた。
両国は、国連安全保障理事会決議が失効する年末までの協定締結に向けて草案を実務レベルで作成、政府・議会内の手続きが始まった段階。マリキ首相は17日、大統領や連邦議会の主要議員らに協定案を説明したが、APによると、反対もあったといい、承認は難航しそうだ。
協定案は来年6月までの都市部からの米軍戦闘部隊撤退と、2011年末までの全面撤退が柱。
イラン滞在中のサドル師はこれまで米軍の即時撤退を要求。デモでは、連邦議会に協定案を否決するよう求めるサドル師のメッセージが読み上げられ、参加者は「協定にノー」などと叫びながら行進した。
2008/10/18 20:45 【共同通信】