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米空軍は核兵器の一元管理を 国防総省諮問委、不祥事受け勧告
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008091301000194.html
【ワシントン12日共同】米空軍で核兵器のずさんな管理が相次いだことを受け、見直し策を検討していた米国防総省の諮問委員会(委員長・シュレジンジャー元国防長官)は12日、核兵器を一元管理するよう空軍に勧告したと発表した。
空軍では地上発射型の核ミサイルと、核兵器を搭載する爆撃機が2つの司令部で別々に運用されている。諮問委は新たに「空軍戦略司令部」を設置、指揮系統を統合するよう求めた。
ゲーツ国防長官は同日、勧告を受けて国防総省で記者会見し「指揮系統がばらばらで(核兵器管理という)任務全体に責任を持つ個人や組織の欠如」が不祥事を招いたとして、勧告の検討を空軍指導部に求めた。
空軍では昨年8月、B52戦略爆撃機が核弾頭を搭載した巡航ミサイルを両翼に装着したまま米本土上空を飛行。今年3月には、核兵器にも転用可能なミサイル部品を2006年に誤って台湾に輸出していたことが発覚し、当時のワイン空軍長官とモーズリー同参謀総長が更迭された。
2008/09/13 10:37 【共同通信】