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フォトストーリー911:《ごめんなさい》
ジャン・マリー・ビガール(Jean-Marie Bigard)にとって、911の公式見解を疑問視したこと、及びドキュメンタリー映画「ルーズ・チェンジ」や本の「恐るべき欺瞞」を引用したことについて、《ごめんなさい》と謝る(発言を撤回する)のに三日しかかからなかった。
多くのメディア編集者と政府高官による激しい反応に直面して、このユモリスト(コメディアン)は短い声明で答えた。《私は私が行なった発言についてすべての人に謝罪する。私はもはや911事件について決して語らないだろう。私は二度と疑惑を表明しないだろう。私は歴史修正主義者とみなされた。実際はまったく違うのに》
しかしながら、日本から米国、カナダ、ベネズエラを経てイタリアに至るまで、同じ話題が国会議員や国家元首によって語られてきた。彼らもまた謝罪しなければならないのだろうか。これがこのフォトストーリーの狙いである。
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以上は、9月12日の『ヴォルテールネット・オルグ』(仏語版)に掲載されたフォトストーリー 911:《ごめんなさい》(Je demande pardon)の前書きである。
この皮肉たっぷりなストーリーには前段階の話がある。主人公のジャン・マリー・ビガールはスケッチを得意とするアーチストだが、むしろユモリストとして有名である。いつも大ホールの客席を埋め尽くす人気ある芸人だ。サルコジ大統領の親しい友人で、大統領の他国への公式訪問に同行したこともある。
さる9月5日、『ヨーロッパ1』のラジオ番組に招かれたジャン・マリー・ビガールは、ジョン・マッケイン共和党大統領候補がビンラディンの逮捕を公約したとかしないとかいう話題になった際、「私は今は確信しているが、2機の飛行機は森林に突っ込んだのだ。タワーの倒壊は制御された解体だった。ペンタゴンにも航空機はまったく衝突していない。それはとてつもない嘘だ。衝突したのはアメリカのミサイルだ。彼らは米国人自身を殺したのだ」と、ざっとこういう内容の発言をした。
これはたちまち物議をかもした。左翼系有力紙を主に多くのメディアが反発した。元外務大臣がテレビで「グロテスクな発言だ」などと非難した。『ヨーロッパ1』は即座に「われわれラジオ局はこの発言を支持しない。だが誰もが個人として意見を表明するのは自由である」というコメントを出した。
そこで9月9日、ジャン・マリー・ビガールの《ごめんなさい》となったのである。謝罪文はAFPを通じて公表された。だが、「ビガールは正しい」と支持する声もまた、インターネットを中心に数多く流れた。
以下はそのフォトストーリーである。下記のPDFを開いてご覧いただきたいが、主要部分を邦訳する。
http://www.voltairenet.org/IMG/pdf/Je_demande_pardon.pdf
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ビガール:私の発言についてすべての人に謝罪する。私はもはや911事件について決して語らない。私は二度と疑惑を表明しない。
しかし、シンシア・マッキニーにとっても然りだ。彼女は米国の下院議員である。今年の大統領選で緑の党の推薦候補でもある。
シンシア・マッキニー:私も確信する!WTCの企業に対する投機はどうなの。ブッシュ家とビンラディン・ファミリーとの財政関係は?米国民は真実を知る価値がある!
ビガール:おいシンシア、おまえはそんな大それたことを言って、謝らなければならない。とんでもないことになるぞ!
シンシア・マッキニー:私は陰謀論の信奉者と見られているのよね。私の愛国心が問題だって。
ビガール:その通り!さあもうやめて謝罪すべきだ。みな迷惑しているぞ。
シンシア・マッキニー:ごめんなさい!
ビガール:よろしい。だが、カナダの代議士リビー・デイヴィスもいる。彼女は議会の新民主党の代表だ。
リビー・デイヴィス:われわれは、米国政府の主要部が無実の数千人の殺戮に関与していると信じる。
ビガール:デイヴィス夫人、度外れたことを言うな。どうか謝ってくれ。
リビー・デイヴィス:ごめんなさい。
ビガール:そうだ。しかし今や誰が(陰謀論を)信じているか分かったもんじゃない。日本でも、藤田幸久という参議院議員が疑惑を抱いているのだ。議会で、また直接テレビで、彼は資料を証拠に公式見解が成り立たないことを説明した。
藤田幸久:今までみな信じているのはブッシュ政権が言っていることだけだ。救助に加わった消防隊員の一人が、タワーの中で一連の爆発があり、それは職業的解体とそっくりだったと語っている。大きな航空機が衝突したにしては、その残骸に関しては伝えられていない。ことにWTC第7棟の倒壊が分かった後、多くの人が奇妙なことだと考えている。対テロ戦争に参加する理由がこれなのだ。
ビガール:デタラメはよせ!おまえは反米主義者なのか?違う?違う?じゃごめんなさいと言え。
藤田幸久:ごめんなさい!
ビガール:ベネズエラの大統領ユーゴ・チャベズもいる。こいつも私を誤らせた。
ユーゴ・チャベズ:だんだん支持されている見方によれば、あの恐るべきテロは、米帝国主義の権力が米国民自身に対して計画し、実行したものである。タワーは9秒以内に崩壊した。ダイナマイトによる爆破である可能性を捨て切れない。飛行機がペンタゴンにぶつかったというが、どんな破片も見つかっていない。エンジンさえない。それはチタン製であっても、実際の飛行機事故では常に無傷で残るものなのだ。
ビガール:ばかなことを言うな。大問題が起こるぞ!
ユーゴ・チャベズ:クーデターか?それともまたあのようなトリックか?もう、うんざりするなあ。ごめんなさい!
ビガール:オーケー、チャベズ。お前は左翼でポピュリストだ。しかし、フランチェスコ・コシガはどうだ?イタリアの右翼の元大統領で、終身上院議員だ。
フランチェスコ・コシガ:ビンラディンは自ら911テロの首謀者と言っているが、今や米国と欧州のすべての情報機関が、この破滅的なテロは米国のCIAとモサドがシオニスト勢力の支援を受けて計画され、実現したことをよく知っている。アラブの国々に責任を負わせて、イラクとアフガニスタンに対する戦争に西欧諸国を引き入れるのが目的である。
ビガール:大統領閣下!そんなことを言っちゃだめだ。
フランチェスコ・コシガ:ごめんなさい
この上さらに、馬鹿な奴ら全部がインターネットでのうわさ話を信じている。
人々:ごめんなさい!
ビガール:疑いを持ってはならぬ。テロを起こしたのは誰か?真実は記録が公開された時に分かるだろう。犠牲者のことを忘れずに待ちながら、しばらく沈黙しよう。------70年間。
http://www.voltairenet.org/article158019.html