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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008083102000106.html
2008年8月31日 朝刊
【ベルリン=三浦耕喜】アフガニスタンに派遣されているドイツ軍兵士が、二〇〇二年の派遣以降初めて民間人五人を殺傷したことを受け、ドイツ国内からは早期撤退論が上がっている。
事件は二十八日夜、ドイツ軍が警戒するアフガン北部クンドゥスの検問所で発生。検問所に進んで来たワゴン車が突然方向を変えたため兵士が空に向けて警告発砲、停止しなかったため車体に発砲したという。アフガン人の女性一人と子ども二人が死亡、ほかに子ども二人が負傷した。
地元州知事が独メディアに語ったところによると、車には結婚式帰りの客が乗車。運転手は、兵士が怖くて急ハンドルを切ったと話しているという。
ドイツは比較的平穏とされるアフガン北部に約三千五百人の軍を派遣し、復興支援に当たる。米国の増派要求を受けて千人増やす方針で、政府は今秋に人員数変更を含めた派遣延長について連邦議会の承認を求める予定だ。
だが、部隊派遣後初となる民間人殺傷を受け、独検察当局は捜査を開始。野党の緑の党、左派党は早期撤退を訴える。事件前に行われた世論調査でも、六割の国民が早期撤退を求めており、〇九年の総選挙を前に派遣延長がそのまま認められるかは予断を許さない。