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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080825-00000140-jij-int
NATOとの関係断絶も=ロシア大統領が警告−WTO早期加盟方針も転換
8月25日22時56分配信 時事通信
【モスクワ25日時事】ロシアのメドベージェフ大統領は25日、「北大西洋条約機構(NATO)との全面的な関係停止を含むあらゆる決定を下す用意がある」と述べ、NATOとの関係断絶も辞さない強硬姿勢を示した。グルジアとの軍事紛争後、欧米との対立が激化しているのを受けたもので、ロシアとNATOの関係は重大な曲がり角を迎えた。
インタファクス通信によると、大統領は同日、黒海沿岸ソチでロシアのロゴジンNATO大使と会談。この中で、大統領は「NATOがロシアとの協力を凍結しても、恐れることはない」と表明。「協力が必要なのは、ロシアよりもNATOだ」とし、これ以上の関係悪化を避けるようNATO側に呼び掛けた。
グルジア紛争を受けて、NATOはロシアに協力停止を警告。ロシアは軍事協力凍結を通告するなど、応酬が激しさを増していた。
ロシアとNATOは2002年5月、NATO・ロシア理事会を設置。ロシアはNATOの「準加盟」ともいわれる協力関係に入った。アフガニスタンで作戦を続けるNATO軍にも、ロシアは非軍事貨物の領内通過を認めるなど協力しており、今後、米主導の対テロ戦争に影響が出る恐れもある。一方、プーチン首相は同日の内閣幹部会で、世界貿易機関(WTO)加盟交渉における合意の一部を凍結する考えを表明した。ロシアはこれまでWTO早期加盟を掲げてきたが、事実上の方針転換とみられる。