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【トビリシ=大内佐紀、本間圭一】グルジアのエドアルド・シェワルナゼ前大統領(80)は16日、首都トビリシの自宅で本紙と単独会見し、南オセチア自治州などを巡るロシアの軍事介入について、「米国がミサイル防衛(MD)にこだわる限り、ロシアは今回のような強硬措置を取り続けるだろう」と述べ、米国はチェコ、ポーランドへのMDシステム配備を考え直すべきだと指摘した。
ロシアは米国のMD構想に反対しており、シェワルナゼ氏は、南オセチア自治州情勢にも増して、同構想の継続が、ロシアを刺激する材料になっているとして警鐘を鳴らしたと言える。
1980年代後半、旧ソ連外相として米ソ関係改善に大きな役割を果たしたシェワルナゼ氏は、現在の米露関係を「新冷戦時代」と位置づけ、「ロシアのグルジア派兵は、その一例に過ぎない」との認識を示した。
また、同氏は「(南オセチアに進攻した)グルジアの懲罰という目的を達した以上、グルジアからの撤退がロシアの国益にかなう。露軍撤退以外、今回の危機解決の道はない」とする一方で、「ロシアの意図を測るのは難しい」と述べ、事態の長期化を予測した。