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http://www.amakiblog.com/archives/2008/08/15/#001077
2008年08月15日
グルジア戦争ですべてを失ったブッシュ大統領
15日の日経新聞は、13日ホワイトハウスでグルジア戦争に関する声明を発表するブッシュ大統領とライス国務長官の写真を掲載している。
ブッシュ政権の末路を象徴するこれほど皮肉な写真はない。
繰り返して私はこのブログで書くが、グルジア戦争は、最大の軍事覇権国家米国と、その米国に軍事的に対峙する軍事覇権国家ロシアの代理戦争である。
どちらが正しい、どちらが悪い、などという議論はまったく無意味だ。
悪しき指導者たちによって引き起こされた、およそ無益な絶対悪の戦争である。
それにしてもブッシュ大統領は愚かだ。
ブッシュ大統領の8年間は、イスラエル、ネオコンに引っ張られた誤った中東政策のため、イラク攻撃を始め、テロとの戦いを引き起こし、そして国際社会を分断させた。
ブッシュ大統領の8年間はまた、グローバリズムと言う名の新自由主義によって内外に格差社会をつくり、行き過ぎた金融資本主義によって世界経済を不安定化させた。その末路がサブプライムローン問題の炸裂である。
そして今度のグルジア戦争である。
もしブッシュ大統領が冷戦後の安定した米ロ協力関係を構築できていたのなら、そこに一つの評価を認められたはずである。
しかし、ブッシュ大統領は自らの手で、その可能性を閉ざした。それどころか「新たな冷戦」関係をつくってしまったのだ。
これでブッシュ大統領の8年間は、文字通り評価すべき何物もない歴史的な不毛の8年間となった。
それにしてもライス国務長官は無能だ。
彼女はロシアの専門家ではなかったのか。ブッシュ大統領の教師ではなかったのか。
ライス国務長官の虚像がついに白日の下に晒された。
もはやすべての側近が去っていった裸の王様ブッシュ大統領に、最後まで忠誠を尽くした、ただの無能な追従者でしかなかったということだ。
そんなブッシュ大統領を正しいと叫び、日本をブッシュ大統領の米国に売りわたして国民を塗炭の苦しみに突き落とした小泉元首相の責任を、今こそ我々は追及しなければならないのだ。
その追求を恐れて小泉元首相は政策を語らないのだと思う。
にわかボーリング愛好家になってごまかそうとしているに違いない。
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投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 8 月 12 日