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ブッシュ家は世間一般の評価とはべつにサバイバル能力に秀でていると思う。WASPの中でも、サババル能力にかけては超一流だ
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投稿者 TORA 日時 2008 年 8 月 12 日 15:34:17: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu173.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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ブッシュ家は世間一般の評価とはべつにサバイバル能力に秀でている
と思う。WASPの中でも、サババル能力にかけては・・・超一流だと思う。

2008年8月12日 火曜日

ブッシュ:胡錦濤主席に「おねだり」の五輪バスケ観戦 8月11日
アメリカ・ロシアの新たな冷戦時代に中国に食い込むブッシュ一家
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080811-00000042-scn-cn.view-000

◆竹島関連 8月1日 外堀通信社
http://diary.jp.aol.com/sz7uqrd/412.html

ブッシュ大統領は、
「米国の地名委員会の決定」を、従来のものに差し戻す、
つまり、「今回の変更」を元に戻す決定をしたそうです。

まあ・・・米国としては、
「米政府の公式見解を表明する事を回避
(=米政府の明確な評価を下す事を避ける事が出来た)」する事が出来たので、
米政府としては・・・当面の問題は解決といったところだ・・・と、
ライス国務長官をはじめとする関係者は、ほっとしたのかも知れない。

現段階では米国としても、
対馬海峡での「断層」(米国が朝鮮半島と明確に距離をおく、一線を引く)を、
明確化したくないので・・・
一旦、韓国側を納得させ、現時点での米韓関係のこれ以上の悪化を食い止めたかったのでしょう。

でも、米国のパワーエリートは、
朝鮮半島を一旦、手放す事も視野に入れているので、
韓国経済が危機に瀕しているのに、
韓国は・・・近い将来・・・大きなツケをはらわされる事になると思う。
以前の、IMF管理どころでは・・・ないと思う。最悪の場合。
韓国は、今回の一件を、外交的勝利と考えているかもしれないが、
事情を知る、韓国のパワーエリート層は・・・ヤバイと考えていると思う。
もう・・・韓国の政治エリート層は・・・国内の管理能力が・・・ヤバイレベルまで、
低下しているのだと思う。

米国も、ブッシュ大統領の今回の決定は、
大きなツケをはらう事になる事が予測できる。
日本側に・・・領土紛争の解決のための手段の幅を・・・広げたことになるから。
かなり大きな自由裁量の幅を・・・与えてしまった事になる。わが国に。

つまり、わが国が抱える領土紛争・係争地の地名が、
米国の地名委員会の決定した表記を理由に、
わが国の政府が・・・有利にことを運べるという・・・活路が出来てしまった。
例えば、米国の地名委員会の決定、その地がどこの領有地か、地名はどうだとか、
そういった決定の過程に影響力を発揮すれば・・・問題解決の道が出来てしまう可能性が高くなった。
例えば、北方四島の問題で、
米国の地名委員会が、ロシアの地で、地名もロシア名としてしまえば、
北方四島の政治的解決は・・・ロシアとわが国の交渉の幅が・・・一挙に広がる。
両者痛みわけで・・・妥協をはかりたい・・外交当局にとっては・・・
うれしい限りかもしれない。

結局、わが国が抱える領土問題の係争地に関する米国地名委員会の決定が、
わが国の領土ではないと・・・・してしまったら・・・、
わが国の外交当局は・・・係争国との二国間の交渉で解決きる可能性が高まるので、
喜ばしい限りと・・・思うかもしれない。

今回のブッシュ大統領の判断は、
おそらく・・・ライス国務長官のアドバイスに基づくものと予測できるが、
国務省の官僚で、わが国の敗戦以降、現在までの事情に詳しい官僚は、
ライス国務長官に・・・「鳩山一郎や重光葵が真っ青になった理由」を、
告げなかった可能性が高い。
「鳩山と重光が真っ青になった理由」をつくったのは、
米国民主党のブレーンなので・・・
共和党は・・・そのあたりの事情に疎かった可能性が高い。

ライス国務長官は・・・引っかかってしまった。
ライス国務長官は、今後・・・ワシントンで脚光を浴びる事は・・・ないと思う。

ブッシュ大統領も、父のブッシュ元・大統領も、
メディアがこぞって・・・特に現大統領の能力を・・・低く見すぎている。
それとも、そんなネガティブキャンペーンをはっているだけかもしれないので、
しっかりと・・・本質を見る必要がある。
ブッシュ家は・・かなりしたたかで・・・
世間一般の評価とはべつに・・・サバイバル能力に秀でているように思う。
WASPの中でも、サババル能力にかけては・・・超一流だと思う。
笑顔の中に・・・利用できるものは利用し尽くすという・・・ぞっとするような恐ろしさを感じるのは、私だけだろうか?
結局、ライス国務長官の役割は、冷戦という米ソのグレートゲームに関する研究からくる知見を、
あらたな世界戦略を組み立てる上での・・・ロシアを中心とする勢力の柔らかい封じ込めを字実施するための・・・、ブレインであっただけなのかもしれない。
パウエル、ラムズフェルドや、リチャード・パールのように、
ライスも・・・そんな位置付けだったように・・・この件を見て・・・強く感じました。


◆北京五輪 外堀通信社 8月12日
http://diary.jp.aol.com/sz7uqrd/415.html

どうやら、ネオ冷戦というか、グレート・ゲームの新バージョーンというか、
明確な対立線が・・・・構築されようとしています。
今回も、米国とロシアの二大メインキャストがリードする形です。
グルジアが西端とすれば、東端は北朝鮮です。

中国が北京五輪で大きな動きが取れないという瞬間を見計らったのか?、
米国は、グルジアと北朝鮮で、アクションを開始したような気がします。

グルジアに関しては、
紛争勃発、その後、フランスが紛争停止の仲介に動き・・・一応、一端、収束、
そんな筋書きがあった感じがします。
米国の狙いは、グルジアの現大統領を退陣させることが狙いのような気がします。
米国のシナリオは以下のようなものだったのかもしれません。

1・米国の示唆により、グルジアの現大統領は、攻撃開始。

2・現EU議長がサルコジさん(フランス大統領)で、2009年にNATOに完全復帰するとフランス国防白書には書いているそうですが、現在はNATOとある程度のあやふやな距離をとっている
フランスが・・停戦の仲介に動く。

3・南オセチアニはロシア平和維持軍が派遣されているそうで、それとのバランスをとるために、フランス軍が平和維持部隊として派遣。

4・国際会議、国連安保理とか、多国間の会合とか、そこで・・大国間の調整をはかる。

とまあ・・・こんな感じです。

グルジアのNATO加盟問題を・・・
米国が、別の形で・・・事実上、NATO勢力下におく形にしたのだと思います。
グルジアのNATOへの加入の件、当面は・・あきらめておくという事なのだと・・・。
しかし、事実上は状況を有利にしておくということと、
今回の戦闘で政治的責任問題は、米国の手にあまりはじめたグルジア現大統領を退陣させることができるし・・・、という感じなのかもしれません。

このオペレーションに、北朝鮮問題をリンクさせ、
北朝鮮に・・・圧力を加えるという・・・その局面にも利用しようと・・・。
北朝鮮は・・・ロシア、中国、米国、日本、韓国を、
局面に応じて・・・使い分けていたので・・・、
米国は・・・北朝鮮に「最終的に、どの国と組むのだ?ロシアか?中国か?それとも、わが国か?」という最後通牒に近い・・北朝鮮にとっては重大な判断を・・・せまることに、
グルジアの件を・・・うまく利用しています。

それほど今回は、重要な判断なのか?
北朝鮮が、ここでいつもの振り子外交のような外交を行う事は出来ないのか?
そんな疑問点が出てくるとおもいますが、
米国とロシアの関係は、米ソ冷戦ほどではないにしても、あらたな緊張関係に移行しているので、
北朝鮮が、今の時期におこなう外交判断は・・・死活的に重要です。
グルジアの件で、ロシアと米国との関係は、ロシアが経済的に潤った段階で緊張関係担っているので。
どっちにつくか・・・北朝鮮は判断しないといけない。
中国は、ロシアとの関係や中国国内の事情を考えると、
米国よりにつくのはわかりきっているので・・・。

米国の北朝鮮に対する駄目押しの圧力が、
ライス国務長官の高村さんへの発言、「北朝鮮のテロ指定解除をしない」といった趣旨の発言です。
日朝間の問題は・・・よど号グループの日本への送還から進展するかもしれない。

瀋陽で会合をやっていることから、中国は・・事実上、受け入れているのでしょう。
中国は、北朝鮮が核弾頭を搭載して核ミサイルを発射できるのか?何発もっているのか?ミサイルは移動式なのか?ということを、確認したいのですが・・・その情報は・・・米国が北朝鮮から開示されても・・・中国には・・おそらく、渡されないと思います。

ウイグルとか・・・テロが起こっていますが・・、
中国の内陸部の奥地には・・・ミサイル基地があるので、テログループやテログループを支援している勢力は・・・そのことも念頭においている事は・・・いうまでもありません。

この「絵」を書いた人物は・・・優秀だ。

中国の不安定化工作と、グルジア工作と、北朝鮮への外交工作と・・・
緻密なスケジュールと・・・それを実施できるエージェント・・・・情報力はいうまでもありませんが、・・・・背筋が凍るような気がします。

近い将来予想される中国の経済的危機には、既に世界銀行に中国人のチーフエコノミスト(台湾のエリート軍人だったのに、中国に亡命、その後、米国が目をつけシカゴ大に招いたという、そんないわくつきの・・怪しいキャリアをもった人物)がいたり、・・・米国と中国は、正面きって対立する事は・・・よほどの事、中国でのかなり大きな動乱でも起こらない限り・・・ないことがわかるとおもいます。
このことから考えると、中国は、一般国民とは違って、中国のパワー・エリートは、
地域覇権を中心に、大国の隙間に覇権を及ぼす事で・・・米国と大枠でバランスを保つ事にしているのだと・・・思います。今世紀は。
でも・・・次の世紀になっても・・・・というか、将来も、
中国が、米国ぐらいの世界覇権を構築できるか?といえば・・・将来も・・・それはない。
なぜなら、中国の政治思想は・・・世界覇権への要求を満たすものではなく、あくまでも、中国周辺の地域覇権を確立することにしか・・・対応できないから。


(私のコメント)
昨日の「株式日記」でアメリカは北朝鮮を極東のグルジアにするのではないかと書きましたが、金正日は米中ロのどこに付くかの難しい判断を迫られている。アメリカは当面はテロ指定解除しないとしましたが、金正日に対する揺さぶりだ。アメリカとしては核とミサイルを持った北朝鮮を操ればロシアと中国に対して鉄砲玉として使える。場合によっては日本に対する脅しにもなるだろう。アメリカは何の手も汚さないのだから北朝鮮やグルジアのような国ほど使いやすい国はない。

アメリカにとって一番使いにくい国は日本であり、朝鮮戦争にもベトナム戦争にも使えなかった。イラク戦争になんとか引っ張り出したがすぐに帰ってしまった。ならば経済的に締め上げて韓国のようにIMFに管理させようとしたが、なんとか持ち堪えてしまってアメリカ自身に足元に火がついてしまった。

このように日本はぬらりくらりアメリカべったりとまとわり付いている。かといって日本を怒らせて手を切ると脅すわけにも行かず、竹島問題で韓国に駄々をこねられて、厄介な問題に引きずりこまれてしまった。アメリカとしては北方領土も竹島も尖閣諸島も曖昧にして日本と周辺各国とを分離しておく外交戦略だったのですが、米国地名委員会で曖昧にしておくことは難しくなってしまった。

アメリカが竹島は韓国のものだとか北方領土はロシアのものだとかを地名委員会で表示するとなると領土問題の解決の糸口がついてしまうことになりかねない。アメリカは関与しないことが最善の策なのですが地名問題で関与することになれば、日本としても解決しやすくなる。

「外堀通信社」のブログでもグルジアを唆して軍を動かせたらしいのですが、その目的は扱いづらくなったグルジアの大統領の首を挿げ替えることにあったようだ。グルジアの大統領も日本の首相もアメリカがその気になればいつでも挿げ替えることは朝飯前であり、だから日本の首相はアメリカの大統領の前に出ると小便をちびらんばかりに緊張する。

ブッシュ政権の外交は1期と2期ではガラリと変わっているが、日本外交がその変化に付いて行けてない。1期目はネオコン外交で一極覇権主義で行きましたが、結局は中国とロシアを反米で付けてしまった。これはまずいと言うことで2期目は中ロ分断で中国よりの政策をとり米中同盟がロシアに対して圧力を加えている。

しかしアメリカは中国に対しても不安定化工作を行なっており、中国包囲網はアフガニスタンから北朝鮮まで東西で締め上げるつもりだろう。このように外交とは同時並行的に多方面の戦略を実施していかなければならないから、日本のような立場からするとアメリカ外交は複雑だ。

アメリカにしてもアメリカの国益と、ブッシュ家の利益とは必ずしも一致はしない。その辺がアメリカ外交の複雑な要因の一つであり、ブッシュ大統領は退任後のことを考えてキッシンジャーや父親のブッシュの利権をそのまま引き継ぐのだろう。北朝鮮への歩み寄りもブッシュ家の利権を得るものであり、韓国と北朝鮮はブッシュ家の資金源になるのだろう。

韓国もアメリカや日本に対してもっと巧みな外交で行くべきなのでしょうが、激しやすい国民性が自分自身を窮地に追い込んでしまう。近い将来、政治的にも経済的にも国家として成り立たなくなり中国の管理下に置かれるようになるのかもしれない。アメリカのパワーエリートは朝鮮半島をいったんは手放して中国に任せるのだろう。

台湾にしても中国に譲り渡してその見返りを貰うつもりなのかも知れない。米軍は極東から手を引いても資本はがっちりと食い込んでいって、中国、韓国、北朝鮮、台湾と資本による支配を広げていくつもりだ。もはや国家の領土よりも企業の資本関係を見ないと外交が分からなくなる。

企業の資本関係を見ると、かつての帝国主義国家と植民地の関係がさほど変わっていないことに気がつくだろう。大戦後にアジア各国は政治的には独立したが、経済的に見るとアジアの企業は国際金融資本に買収されて資本でもって支配されるようになった。中国も外資が入ることで経済発展しましたが民族資本は火の車だ。

ロシアもソ連崩壊で国営企業を民営化してきましたが、ユダヤ資本がほとんどを買い取ってしまった。それに対してプーチンが力で取り返すことで国民的人気が高まった。現代は砲弾や銃弾が飛びかう戦争の時代ではなくなって、金が飛びかう戦争の時代だ。

ドルやユーロや円が三つ巴になった戦争は国家の戦争とは違ってなかなか見えにくい。国家よりも通貨で見たほうが状況が分かりやすいのですが、ドルとユーロと円という旧帝国主義国の通貨が覇権を争っている。80年代90年代は円とドルとの覇権争いの時代だったのですが、現代はドルとユーロの覇権争いの時代になっている。

中国の元もロシアのルーブルも経済力から見て地域通貨に留まるだろう。ドル帝国としては元やルーブルは大陸内に封じ込めておく必要がある。そして中国やロシアが再び経済的に破綻すればドルが通用するようになるかもしれないし、ロシアをユーロが占めて中国はドルと円が通用するようになるかもしれない。

このように通貨の世界から見ればロックフェラー家やロスチャイルド家や古くからの資本家の支配する世界であり、ブッシュ家も番頭として伸し上がってきた。中国などはまだ市場としては未成熟で世界の資本家の草刈場ですが、再びロシアと手を組んで西側の資本家を追い出しにかかるだろう。それに対抗する為にはグルジアや北朝鮮のような鉄砲玉が必要になる。

今から考えれば日本は大英帝国に対するアメリカの鉄砲玉のような国だった。日本は見事にその仕事を果たして世界の覇権から大英帝国をおろしてアメリカの役に立った。だからこそアメリカは日本を棄てることができない。戦前の日本の支配層はバカだったから米英の覇権争いで鉄砲玉として使われることに気がつかなかった。だから現在のグルジアや北朝鮮問題などに世界戦略的に考えるだけのスケールがない。

 

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