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きくちゆみのブログとポッドキャスト
2008/07/15
デニス・クシニッチ、ブッシュ大統領弾劾決議案を再提出
またまたクシニッチがやりました(ぜんぜん日本ではニュースにならないけど)。
ブッシュ大統領の弾劾決議案(弾劾impeachmentとは、大統領をやめさせること)を7月10日、再提出しました。
http://uk.youtube.com/watch?v=EldAA2yYbOs
6月に提出したときは、米国議会はほぼ完全無視だったけど、今回はペローシ下院議長や司法委員会議長のジョン・コンヤーズの態度がちょっと変わってきて「弾劾はしないけど、公聴会ぐらいはやって、デニス・クシニッチの話を聞こうじゃないか」という感じになってきています。
というのは、ペローシは今度の選挙で、なんとあの世界一有名な「ピースママ」シンディー・シーハンの挑戦を受けているからです(カリフォルニア、サンフランシスコ選挙区)。ご存知ない方のために書きますと、シンディーはイラクで長男のケイシーを24歳で亡くし、「なぜ息子は死んだのか」を直接大統領に聞くために、大統領の牧場で「たった1人の座り込み」(後に全米と世界から賛同者が集まり、大きなキャンプになった)を始めた勇敢な女性です。
民主党にも共和党にも属さないシンディーが、アメリカの選挙制度の中で勝つのは本当に難しいですが、彼女は選挙の焦点をブッシュの行った戦争の違法性と、彼の弾劾に絞ることに成功しており、有権者の心が徐々にシンディーに傾いているのです。
あの痛快な反戦マンガ『戦争中毒』を高校の歴史教科書の副読本に選んだサンフランシスコですから、ペローシにとっては手強い相手。だから、世論の動向を注視しながら、ペローシもクシニッチの弾劾決議案を無視し続けるのはまずい、と感じているのかもしれませんね。
どの国でも政治家は風見鶏。世論の動向に敏感じゃないと、落選してしまうからね。
ということで、良い政治家を生むためには選挙運動や投票が大事なのはもちろんですが、日頃から世論をどう作っていくか、どうやってより多くの人の共感を集めていくか、ということが、わたしたちが望む政治を実現するには必要なことがわかります。
マイケル・ムーアも取り上げてくれました(彼は6月にクシニッチが弾劾決議案を出したときもトップで取り上げた)。
フルバージョンはこちら(リアルプレイヤーが必要ー38分)。
元外交官で、イラク戦争に反対してレバノン大使を辞めさせられた天木直人さんが、わたしのことをクシニッチがらみでブログに書いてくれたことを、複数の友人が教えてくれました。天木さん、ありがとう!
http://www.amakiblog.com/archives/2008/07/09/
ここに書かれている通り、わたしがクシニッチのことを天木さんにお伝えしたとき、天木さんは彼のことを知りませんでした。今ではこんな風にクシニッチのことを思ってくださっているのが、うれしいです。あのときは、『戦争中毒』の出版人のフランク・ドリルが来日していて、彼と天木さんが対談する企画をある雑誌でしました。わたしはそのコーディネーター兼通訳でした。
あのとき始まった戦争が今も続いています。911からもう7年。まだ人々が殺され傷ついています。戦争って一度始まるとなかなか終わらない。「対テロ戦争は永久戦争だ」ってブッシュと取り巻きは言うけど・・・・。今度はイランだって?もういい加減にしてー。
原油価格も天井知らずで、もう十分儲かったでしょう?一生遊べるでしょう?
もうそろそろやめたっていいのに。
(わたしの中の)戦争さん、ごめんね。
もう戦争は十分体験しました。だからもう許して。
戦争から卒業させてくれて、ありがとうございます。
ーーと、ホ・オポノポノ的に言ってみます。
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