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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu170.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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アメリカが頼りにならないんだったら、冷静に自分たちでやるという
国に自立する、僕は最大のチャンスが来たと思ってます(青山繁晴)
2008年6月27日 金曜日
アメリカのテロ指定解除で北朝鮮は、イランへ射程1800キロのノドン
ミサイルを輸出できる事になる。イスラエルは北朝鮮の核ミサイルで滅亡?
6/25放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリより
◆6/25放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ” 6月26日 ぼやきくっくり
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid510.html
(要点だけ)
青山繁晴
「あのね、今、室井さんが外交になってないんじゃないかって言ったでしょ。ところがプロの外務官僚たちはね、自分たちだけがリアルな外交をやってるんだと思い込んでるわけですよ。だけど外交って言ったって人のやることですからね、室井さんのその生活感覚と同じでね、ふつう交渉する時にお互い最初に大きなこと言って落としどころ探るというのは、外交でも同じなんですよ。
さっき室井さんが言ったことをちょっと補足するとね、僕は前の『アンカー』で申したのは、6カ国協議で足を揃えたいと、自分だけこれするのは嫌だと福田さんがそう思ってて、あるいは日本政府の外務官僚たちはそう思ってて、で、僕はその考え方に反対なわけです。だからあえて言うと室井さんと同じで、孤立してもいいじゃないかと。孤立したらよけい自分の意見はっきり目立つんだから、はっきり言って、その後に落としどころ探るっていうのは当然のことなんですよね。
で、その上でね、今回テロ国家の指定解除に進む前に、明日北朝鮮の核申告ってあるわけですよね。で、核の申告っていうと何かこう言葉として分かりにくいけど、要はその6カ国協議なるものにね、メンバーである北朝鮮が、自分はこうやって核兵器を開発してきましたというのを正直に報告すると、それが本来の核申告ですね。
ところがですね、今VTRにもあったと思いますが、明日出される報告書には肝心の核兵器は入ってないわけですよ。核兵器の材料になるプルトニウムをどうやって作りましたか、何キロ作りましたか、それも本当は実態よりも少なめに報告すると。それがもうバレバレでね。
しかも明後日にはですよ、わざわざCNNを北朝鮮に入れてですね、材料を作ってきたところの、今まで何度もやりましたね、寧辺(ヨンビョン)の原子炉の上にある冷却塔っていうね、施設の一部をバーンと爆破するって、それを映すと。で、そんなものを今さら爆破してもですね、もう原材料は十分作っちゃったからね、核兵器を作れたんで、全く意味のない演出にね、たとえば誇りあるはずのアメリカのメディアまで乗っけられるという、これはほんとに恐るべき事態になってるんですが、それでちょっと皆さんにね、これを見ていただきたいんです」(フリップ出す)
山本浩之
「『日本には脅威が膨らむ』」
青山繁晴
「ええ。ここに書きました通りね、今回の申告は核兵器抜きということになると、かえって日本には、これ福田さんは『核廃絶に向けて前進するならけっこうなことじゃないですか』『分かった?』って言ってたけど、あんたこそ分かったのか?って。ね。我が総理に向かってあんたと言っちゃいけませんけど、福田総理、あなたこそ分かってるんですか?日本には脅威が膨らむんですよ。
というのもですね、僕の話もう一度思い出していただくとね、一昨年の夏から秋にかけて、つまり2006年のたとえば10月に核実験やりましたね。で、そこで北朝鮮は今回報告するはずだった核兵器を作ったんですが、たとえば僕の握り拳を核爆弾だとする。しかしこれはここにあるだけじゃ意味がないわけですよね。しかし北朝鮮の飛行機なんぞ、すぐにアメリカ空軍に撃ち落とされちゃうから、飛行機じゃなくて、違う運搬手段持たなきゃいけない」
青山繁晴
「はい。これね、難しい話じゃないんです。これね、地図を見ていただければね、一発で分かるんですね。これ地中海があってですね、これイスラエルで、これイランなんですね。で、イスラエルとイランはいわば本気で対立してますが、今までイランが北からミサイルを買っても距離が1300kmだったから、ここに1560kmって書いてあるでしょ、だからイスラエルになかなか届かないわけです。
ところがさっき言いました、一昨年の7月に北朝鮮が実験した本当のミサイル、それノドンと言いますけど、日本をターゲットにしたそのミサイルの方は改良されて、1800kmになってるわけです。だから十分、これからイランは、北朝鮮はもうビジネスも事実上許されるみたいなもんだから、イランが北朝鮮からこれから本格的に買っていったら、撃たれるから、実はこれ僕は戯れ言言ってるんじゃなくて、イスラエル空軍はすでに演習したんです。
この空爆をして、イランの原子炉その他を自力で叩きつぶす、すなわちアメリカがもう頼りにならないから、自分で叩きつぶす演習をすでに行いました。だからここに書いてるその年内にっていうのは決して誇張じゃなくて、もちろんアメリカは止めにかかるし、いろんなことあると思います。けれどさっき皆さんが疑問に思った福田首相、世界第二位の大国の日本のこの姿勢が、実は中東にとんでもない戦争を引き起こす可能性もあるということをね、私たちはいっしょに今、考えたいんです」
青山繁晴
「はい。今ヤマヒロさんがいみじくもね、アメリカによるテロ支援国家の指定解除、その通り正確に言われたんですが、これ実は、もちろん解除はアメリカがやるんだけど、準備したのは日本なんですよ。ね。皆さん、難しい話じゃないんですよ。ついこないだね、福田政権は、いや、北朝鮮が良くなったんですと。解決済みというのをやめてね、再調査に応じるようになってね、前進したから、日本は一生懸命今までやってきた制裁を一部解除するんです、と言ったじゃないですか。
そしたらアメリカも当然、解除できるってことだから。だから実はアメリカの指定解除なんだけど、用意したのはこの方、福田総理が実は用意したわけですよ。ね。だからこれも福田外交のなせる技なんですけども、じゃあこのテロ支援国家の指定解除というのはどういうことなのかというのをね、改めてちょこっと考えていただくと、まずこれはヤマヒロさんの言った通り、もともとはアメリカの国内法でやってるだけのことですね。
アメリカの国内法でまずイランとか、それからシリアとか、スーダンとかキューバとか、そして北朝鮮、この5カ国をテロリストを支援したり、あるいは国家としてテロをやってる、けしからんならず者の国なんだということをアメリカの国内法で指定してるんですが、そのアメリカの国内法に基づいて解除する時の条件というのがはっきりしてるわけです。はい、ちょっと出して下さい」
村西利恵
「『そんなに拉致被害者が大事なら、なぜ日本は自分で助けに行かないのか?』」
青山繁晴
「はい。これ言われてね、いや、僕はそれでへこんだわけじゃないけれども、これがアメリカの本音なんですよ。そんなに日本国民、拉致被害者が大事、青山さんもみんなも言うんだったら、なぜ自分で行かないんだと。いや、僕は自分で行きますと実は言ってるわけです、本音を言うと。ね。日本にはそういう部隊もいますから、彼らと話し合ってもいるけど、もちろんしかし僕も違法行為はできないから、憲法をはじめとした日本の法制度によって今は行けませんということを説明した。
そしたらアメリカは、『いや、それは日本の問題でしょう?日本で解決して下さい。アメリカ国民が一人でも誘拐されてるなら日本といっしょに我々も行きますよ。しかし全部日本国民でしょ。自分で何で助けに行かないんですか?』と言うわけです。ね。じゃあこの話はこれで終わりなのか。日本は絶望で終わりなのか。違います。そうじゃなくて、そもそもなぜ北朝鮮はテロ国家の指定が嫌なのか。どうして解除してほしいのか。アメリカにそんな怖いこと言われたら困る、そんな話じゃない。現実はこれだけなんです。はい、出して下さい」
村西利恵
「『世界銀行からお金を借りられない』」
青山繁晴
「アメリカがテロ国家指定してる限りは、この世界銀行、ワールドバンクからお金を一銭も借りられないので、世の中(北朝鮮の中)を良くできないんですよ。この世界銀行ってね、日本でなじみないようでいてね、本当はたとえば東海道新幹線、東名高速、そしてここ大阪の関西電力の黒四ダム、みんな世界銀行からかつて日本もお金を借りて造ったんですよ。だからそれがないと北朝鮮は立て直しができない。そのためにテロ支援国家の指定を解除してくれと言ってるわけですよ。
そしてアメリカは解除するんでしょう?じゃあね、皆さんこの世界銀行って今、日本の関係、ご存知な方多いと思うんですよ。出資国の第一位は確かにアメリカだけど、第二位はどこですか?日本です。日本が第二位なんですよ。国連の分担金と同じように日本が二番目にお金出してるんですよ。だから日本が自分の国内法、アメリカと同じように、ね、テロ国家指定とか名前は何でもいいですよ、要するに日本国民誘拐してる国はテロをやってる国なんだという法律を作ってですね、日本が指定して、そのテロ国家に対してお金を貸し出すなんて言うんだったら、我々は世界銀行から出資金を引き上げると言ったら、世界銀行崩壊なんですよ。
アメリカだけでできませんよ。だからアメリカがここまで頼りにならないことが分かり、そしてたとえばアメリカ国防総省、かつて日本に戦争で勝ったアメリカの軍人たちがそんなに言うんだったら、『日本、自分でやれ』と言ってるってことは、もうアメリカの言いなりにならなくてもOKだってことじゃないですか。
自分たちの法律整備、自分たちの力でもって、別に戦争しろっていうんじゃなくて、『日本国民を誘拐している国にカネを出すような世界銀行になるんだったら、我々は引き上げる』、それだけで結構なんですよ。こうやって実は日本はむしろこれを手がかりに、これをきっかけにして、自国民はアメリカに助けてもらう、アメリカが解除したら大変だっていうんじゃなくて、アメリカが頼りにならないんだったら、冷静に自分たちでやるという国に自立する、僕は最大のチャンスが来たと思ってます」
(私のコメント)
アメリカ政府の意図はよく分からないのですが、北朝鮮への指定解除は日本の金目当てのものだろう。国際金融資本にとっても中国が一段楽した以上は残る有望な投資先は北朝鮮になる。今のうちに只同然で投資しておけば、中国のように改革開放政策を打ち出して外資を呼び込むつもりだろう。
中国はすでにコストアップで投資メリットはなくなりましたが、北朝鮮は未開発で残されている。しかし政治的に開放されていないので北朝鮮に改革開放政策をとらせるために指定解除に動いたのだろう。国際金融資本は中国に投資をして大儲けをしたから、二匹目のドジョウを狙っているのだ。
北朝鮮も軍部と外務省との路線の違いがありますが、キムケガンはヒル代表に制裁を解除してくれたら改革開放政策をとると密約を結んだのだろう。そして日本政府に働きかけて経済復興支援で数兆円の金を出させると密約を交わしているのだろう。
アメリカの政府高官たちも政権がブッシュから民主党政権に代われば数千人レベルで入れ替えが行なわれる。退職後は政権で築いたコネを生かして仲介ビジネスで稼がねばならない。日本のような天下りシステムはないから、自分たちで儲け口を見つける必要があるのだ。
すでに中国などはキッシンジャーなどが仲介ビジネスでぼろ儲けをしていますが、北朝鮮利権は未開拓だ。だからアメリカ政府高官は政権末期になると北朝鮮の甘い罠にはまることになる。90年代も原子力発電所の建設などが始まりましたが、北朝鮮に騙されて核開発を許してしまった。
日本でも北朝鮮の利権によだれを流している政治家が沢山いるのですが、数兆円規模の日本の金が動けば、少なくとも数千億円のキックバックが政治家の懐に収まる事になる。旧田中派が100名以上もの派閥になれたのも中国からの巨額なODA資金のキックバックがあったからだ。
たぶんこのような利権ビジネスで北朝鮮は動いていくのでしょうが、北朝鮮が核爆弾や核弾頭を持ったまま米朝国交回復まで行ってしまうと日本の国防は大変な事になる。北朝鮮には少なくとも200発以上のノドンミサイルが日本に向けられている。ミサイル開発も進んできて今ではノドンミサイルも1800キロの射程を持つようになった。
日本は復興支援金も出す予定であり、MDシステムにも数兆円の金を出している。アメリカにしたら北朝鮮様さまなのであり、テロ指定解除などアメリカにとっては何でもないことだ。それに対して日本は拉致問題で動きが取れないのですが、アメリカが勝手に動き始めたのでどうする事もできない。
アメリカとしては日本は日本で勝手にしろという事なのでしょうが、アメリカのどうこうしてもらおうと当てにしても裏切られるだけだ。ならば北朝鮮を指定解除してもアメリカにとってプラスにならない事を説明して説得するしかないだろう。しかし日本政府はアメリカに言われたことを粛々と従うだけで、利権にばかり目が奪われているのだろう。
日本としてはアメリカが頼りにならなければ時分の手で解決しなければならないのですが、自分の手で解決できればアメリカ軍に日本にいてもらう必要はないわけです。ならば自分で解決するには憲法を改正して軍隊を持って法改正すれば、拉致問題は自力で解決できる。アメリカは自力で解決しろと言っているのだからそうすればいいのだ。
日本の核武装も北朝鮮を材料にして対抗上やむを得ず核を持つと宣言すればアメリカも強硬には反対できないだろう。アメリカは不完全な検証のまま北朝鮮と国交を回復するのだから北朝鮮は核爆弾を隠し続けるだろう。日本としては韓国や台湾と政治的に連携して核開発してみたらどうだろう。
アメリカは台湾を中国に売り、韓国の在韓米軍は引き上げるだろう。アメリカの長期戦略はヨーロッパとアジアから手を引いて中東の不安定の弧に一点集中させる計画のようだ。それは石油の為であるしイスラエル防衛の為でもある。アメリカはイスラエルロビーにコントロールされているから仕方がないのだ。
北朝鮮は射程が1800キロのノドンミサイルを開発した。北朝鮮は今までも中東諸国にノドンミサイルを輸出している。米朝がテロ解除で合意すれば、北朝鮮はシリアやイランに核開発拠点を移し、ミサイルも輸出するかもしれない。アメリカは暗黙の了解で容認しているのかもしれない。つまり北朝鮮の手でイスラエルを始末する。
アメリカ議会はイスラエルロビーで固められてしまっていても、ブッシュやチェイニーといった隠れ多極主義者がイスラエルを処分するかもしれない。中東からイスラエルが無くなればアメリカは中東からも手を引ける事になりますが、北朝鮮とのテロ指定解除はそのような隠れた意図があるのかもしれない。