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(回答先: ガザ:閉じ込められる学生達 / 非武装のデモに発砲 投稿者 妹之山商店街 日時 2008 年 6 月 01 日 06:42:59)
Gaza students to leave for US
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/BF0D4B54-6619-4D0D-81DF-3CED60E56169.htm
Gaza Fulbrights, small yet symbolic
http://electronicintifada.net/v2/article9581.shtml
Committee seeks to help Palestinian students
http://www.irinnews.org/Report.aspx?ReportId=78474
ガザから出られなかったフルブライト奨学生七人の問題で、
その内数人はガザを出られるようだ。
七人全員が出られるようになるのかもしれない。
それ自体は肯定的なことだが、
しかし、問題はまだまだ大きい。
この七人の他にも海外の留学先の大学に戻れない学生が350人もいる。
更にエジプトなどで治療を受けたいのに受けることができない人々が無数にいる。
治療を受けられずに亡くなっていく人々は増えていくばかりだ。
より大きな問題はガザの封鎖にある。
輸出できずに腐っていく農作物。
経済活動ができない結果、失業率が増えるばかりだ。
ガソリンがない為に食物油を使用して走る車両。
電力不足でロウソクで生活する人々。
まさに21世紀のゲットー以外のなにものでもない。
ガザからイスラエル軍が撤退したことは事実だ。
しかし陸海空の封鎖を続けている以上、
国際法上は依然としてイスラエルの占領下にあることには変わりない。
そして国際法上、占領者は被占領者に対して
生活を続けることができるサービスを提供せねばならない義務がある。
イスラエルの言い分は、その最低限のサービスを提供しているということだ。
確かに餓死者が出ているという話は聞かない。
しかし文字通り『最低限』カツカツではあろう。
「死なない程度に」というのがその言い分だ。
このようなガザの惨状にあって、
フルブライト奨学生七人の渡航許可は、
ほんの少しの『温情』を示すという「象徴」的なものでしかない。