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オバマ氏、ユダヤ系有権者を前に親イスラエル姿勢を強調
http://www.afpbb.com/article/politics/2395697/2964585
【5月25日 AFP】米大統領選、民主党候補指名争いで優位に立つバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員は22日、フロリダ(Florida)州、ボカレイトン(Boca Raton)で、ユダヤ系有権者らを前にイスラエルの友人であることを強調した。フロリダ州は米大統領選一般投票の鍵となることが予想されている。
ボカレイトンのユダヤ教寺院、Bnai Torah Synagogueで市民らとの会合に出席したオバマ氏は、イスラム教徒であることをきっぱりと否定し、「風変わりな名前(バラク・フセイン・オバマ)」やアフリカ系米国人としての生い立ちではなく、政策で判断して欲しいと訴えた。
「常に親イスラエルの立場を取ってきた」と述べたオバマ氏は、イラン指導者への対話呼びかけについて、イランがイスラエルに対して誇示する脅威を認識していないからではないと主張した。
オバマ氏は、「イスラエル国民がどれだけ平和を切望しているか理解している。大統領就任の際には、イスラエルの平和実現にあらゆる努力をし、同国の存在権と安全保障を支持することを確約する」との姿勢を示した。
一方、会場の外に集まった反オバマ派グループは、オバマ氏はイスラム教徒などと書かれた内容のビラやチラシを配るなどしたが、オバマ氏は「真実ではない」と断言した。
対話に出席した男性の一人は、オバマ氏の名前がバラク(Barack)ではなくバリー(Barry)だったら投票しただろうと発言した。
これに対しオバマ氏は、「実は子どもの頃、バリーと呼ばれていた。成長するに従いケニア系の生い立ちへの認識を強め、真の名前であるバラクを使うようになった」と返答した。(c)AFP