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反米嫌日戦線「狼」(醜敵殲滅)
http://anarchist.seesaa.net/article/94823320.html
太田述正さん
http://www.ohtan.net/
がいわゆる冷戦時代の「ソ連の脅威」に関する重要な証言を皮肉たっぷりにしている。
太田さんとは、昨年末に防衛利権の国会議員による口利きを実名で暴露した人だ。
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_11/t2007112033_all.html
以下、先月末に行われたASAGAYA/LOFT Aでのイベント。
「三菱重工の正体と自衛隊の本質」より。
ソ連の脅威ってのは無かったんですね。逆に私がいろんなところで(ソ連の脅威が無かったことを)強調しているのですが。それは(ソ連にとって)日米の脅威だったんです、すべて。
ソ連にとって一番弱いところは、極東部なんです。今も基本的なところは変わっていないのだけれど、なぜかというと、シベリア鉄道一本だけで結ばれている。人口も稀薄で、産業基盤もものすごく脆弱でしょう。逆に日米は、そのような場所に高度な産業が発達していて、米軍も駐留し、その米軍戦力と遜色ない自衛隊が存在している。
実際、米軍はソ連との戦争に関して、ヨーロッパで遅滞作戦をしながら時間を稼ぎ、極東の日本を拠点として反攻をする。そういう戦略をとっていたんです。
私も最初は驚きました。ソ連の脅威がすごいと言われた極東で、日米が反攻作戦をとる、というのはどういう事なのかと。
実際に、防衛庁内で、北海道にソ連が上陸作戦を行った場合の図上演習をいろいろやっていたのだが、いつも自衛隊側が優勢になってしまう、米軍を無視しても。
そういう状況だったのです。
そんななかで、自衛隊創設直後から、ソ連による日本侵攻を想定した「日米共同作戦計画」が、自衛隊と在日米軍の間で毎年作られていた。日本が有事の際は、米軍が助けに来てくれるシナリオになっていたが、これは助けじゃない。ソ連領土に日米で反攻するのだから。
防衛庁はそんなウソをついて、ソ連脅威論を唱える文化人の発言をほくそ笑んで見ていたんです。
実態はまったく逆なんです。ソ連が日米の脅威に慄いているんです。
だから護衛艦の役目なんてほとんどないんです。
ソ連攻撃の際に、米海軍の空母を潜水艦の脅威から守るぐらいしかないのです。
(中略)
私は、内部告発をしているつもりはないんです。現状はこうなんです。まさに期待通りの自衛隊なんです。ご安心ください。憲法9条は守られています。(戦争には)何の役にも立ちません。
そして、防衛庁の中には、一般社会で通用するような人は1人もいません、みなさんの期待通りに。
予想通りというか、なんというか…結局「ソ連の脅威なんてなかった」ってのはガックリだ。
80年代「ソ連脅威論」が元統幕議長来栖弘臣の「仮想敵国ソ連−われらこう迎え撃つ」や中川八洋
http://www.asyura.com/0403/bd35/msg/951.html
の馬鹿げた本でブームとなったことを思い出す。
太田さんのいうところの「期待通りに戦争に役に立たない自衛隊」ってのは、装備に関してその通りだよね。
いまは、「中国脅威論」ってのがあるけど、どう考えても、日米がお得意先である中国が戦争するわけないしなぁ。
「中国脅威論」ってので、ほくそ笑む三菱ってのがホントウのところじゃないの?
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_11/t2007112033_all.html
防衛口利き実名リスト…額賀含め国会議員ら10人
元防衛官僚が会見
防衛疑惑が取りざたされる額賀福志郎財務相(63)に新たなスキャンダルが炸裂した。元防衛官僚が20日、額賀氏が小渕内閣の官房副長官だった2000年3月、仙台防衛施設局発注の工事をめぐり、特定業者の口利きをしたと告発したのだ。さらに、口利きしたとされる別の国会議員(元職を含む)9人の実名リストも明らかにした。一連の防衛疑惑について、民主党は額賀氏の証人喚問を要求する構えで、進退問題に波及する可能性が強まってきた。
「私は国会に証人喚問されても堂々と証言する。額賀氏はこの件に限らず、(防衛疑惑では)すべて否定していると聞いている。特段驚いていないが、けしからん。綻びが出てくるはずだ」
20日午前、都内で告発会見に応じたのは、元仙台防衛施設局長の太田述正氏(58)。東大法学部を卒業後、1971年に防衛庁入庁。守屋武昌前事務次官(63)と同期で、防衛大学校総務部長や防衛審議官を歴任したキャリア官僚だ。01年7月の参院選に民主党比例区で立候補したが、落選した。
太田氏は会見で、仙台防衛施設局長時代の00年3月、額賀氏側から「山形県内の建設会社を同局発注工事の指名に入れてほしい」という口利きが同局にあったと告発。当時の経緯を記した日記を証拠として公開した。
日記には、00年3月の記述として、≪3.2 木 額賀副長官から官房長に、山形の〇〇組(=日記では実名)の口添えをしているのに、動きが鈍いとクレームが入った(中略)額賀議員は茨城県選出だが、『ブルータス、お前もか』と言いたくなる≫≪3.14 火 山形県の〇〇組が挨拶に来た。例の額賀議員絡みの話。建設部長から、本庁技術審議官より、丁寧な対応をと言われているとの話があった≫と克明に書かれていた。
最終的に、〇〇組の格付けと、工事のランクが合わず、指名できなかったという。太田氏はまた、同局の発注工事や用地買収にからむ口利き事例を部下にまとめさせた、「斡旋利得議員等リスト」も公開した。
リストには、額賀氏のほか、自民党の加藤紘一元幹事長(68)▽中谷元元防衛庁長官(50)▽元防衛事務次官の依田智治元参院議員(75)▽大島理森国対委員長(61)▽伊藤公介元国土庁長官(66)▽浜田幸一元衆院議員(79)▽浜田靖一衆院議員(52)▽民主党の田名部匡省元農水相(72)▽無所属の玉沢徳一郎元防衛庁長官(69)ら9人の実名が記載されていた。リストには、元防衛官僚、県議ら計14人が含まれていた。
額賀氏は20日午前の閣議後会見で、口利き疑惑について「全くそういうことはない。(〇〇組社長とは)面識がある程度で、弁護士を通じて確認したが、本人も『ない』と言っている。(太田氏の告発を報じた朝日新聞は)まったく信頼に足るものではない。憤りを感じるというよりも、新聞はもっと公平に取材をし、裏付けを取って書いていただきたい」と否定した。
町村信孝官房長官も20日の会見で「(防衛省が)当時の関係者に確認したが、そういう事実はないということのようだ」と語った。
太田氏は告発した動機について、「守屋氏は15日の証人喚問で、(山田洋行の元専務、宮崎元伸容疑者との宴会に同席していたとして)額賀氏と久間章生元防衛相(65)の実名を出した。また、口利きについての質問に対し、『相談を受けて担当先を紹介した記憶はある』と答えた。喚問を見ていて、同期の守屋氏が『太田、話していいよ』と言っているように感じた。あれで腹をくくった」と話した。
太田氏の告発により、防衛疑惑で厳しい立場にある額賀氏はさらに窮地に追い込まれた。
民主党の鳩山由紀夫幹事長は20日午前、額賀氏の口利き疑惑に関し、「防衛省をとりまく政官業の癒着は徹底的に追及したい。事実関係をしっかりと確かめないといけない」と述べ、追及していく考えを示した。
小沢一郎代表も加わった19日の同党幹部会では、22日の参院財政金融委員会などで、山田洋行による額賀氏のパーティー券購入の経緯や、宮崎容疑者からのゴルフ接待についても追及することを決定した。
額賀氏は20日、宮崎容疑者と3年前にゴルフしたことをようやく認めた。ただ、「2万円を友人に払った」などと説明した。
委員会では、今回の口利き疑惑も追及されるのは必至で、額賀氏の答弁次第では、民主党は来週にも正式に証人喚問を要求する方針という。
自民党は疑惑の幕引きに躍起だが、今回新たなスキャンダルが炸裂したことで、党内にも冷たい空気が流れ始めた。
自民党参院議員の1人は「次から次へと出ている。幕引きにはならない。(額賀氏に)辞めてもらわないと国会が動かない」と漏らした。
新テロ特別措置法案審議や来年度の予算編成という重要課題を前に、福田康夫首相が決断を迫られる場面も近そうだ。
ZAKZAK 2007/11/20