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「憲法の9条に自衛権を放棄することまで、否定されていない。」
自衛官はいつもこのような論理を展開する。現在、自衛隊はそのような狭い論理の中で生存しているのである。
ちなみに明治憲法のころから参謀本部や海軍軍司令部などは、憲法に規定のない機関だったのだから、軍の違憲(軍幹部が政府を軽視する理由にもつながりそう)はこのころから公然とおこなわれていたことになる。
しかし、実際問題として過去の歴史からみても、5兆円もの予算を使う組織をそのような狭い論理のなかにいつまで閉じ込めておけるだろう?
今回の発言は、統合幕僚長として「組織生存の論理(アジアでの冷戦構造が破綻、仕事が減る)が破綻しそうだ。」←民間から見ればいいことやないか!となるのですが。
という風に小生には聞こえる。
そして彼らは、危機感をもって組織の防衛・生存圏を確保しようと蠢くだろう。
そうなると事は、アメリカとの関係からアジア圏全体に影響する。(補給問題・派兵拡大)
国民は軍隊を考え防衛とは何かを議論して、自衛隊に対する、大きなこぶ、盲腸の扱いを脱して、なんらかの処置(憲法9条推進・戦力撤廃(自民)か憲法9条撤廃・派兵軍備増強(野党)か)の決断が必要な時期が長期的に見ても近くに迫っている。
それでもそれを無視して決定権を放棄した場合、歴史を振り返って見ればわかるが、組織とは思った以上の生き残り策(多かれ少なかれ)を行っている。
この問題は、AU(アジア連合)の発足をもってのみ解決にいたると思う。
その際、日本軍(中国軍とのバランスとを考えると)の復活もありだとおもう。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080423AT3S2300W23042008.html
米中の太平洋分割管理「おかしな話」・斎藤統幕長
自衛隊トップの斎藤隆統合幕僚長は23日午後、日本外国特派員協会で記者会見し、中国海軍高官から太平洋を東西に分割して米中両国それぞれの管理下に置く提案があったとのキーティング米太平洋軍司令官の議会証言に関して「海洋は皆で共有することが世界平和につながる。海洋を2つに分けてという話は一般論としておかしな話だ」と不快感を示した。 (19:21)