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(回答先: 架空の捕虜大量殺害説 投稿者 忍 日時 2008 年 4 月 09 日 09:22:39)
忍さん、こんにちは、レスをありがとうございます。
裁判のことだけに止まらず、当該事象に関し利害関係を有し得ない人物による証言が採用されるべきであるとするのは、歴史の審判においても十分通用するセオリーです。けれども、忍さんが引用されているものは主に軍の利益を代表する側の人物の手になる手記及び証言であり、史実の傍証としての信憑性を問われることになっても如何ともし難いでしょう。
捕虜の大量虐殺説を否定しようとするならば、「捕虜の大量虐殺はあった」と仮定することから始めて、「捕虜の大量虐殺はなかった」との結論に至らなければ、その論証に説得力はありません。勿論、捕虜の大量虐殺説を肯定する人達にたいしても同様のことが謂えます。
こうしたアプローチをしている近現代史の研究者としては秦郁彦氏を除いては寡聞にて知り得ません。しかしながら、氏は限りなく保守派に近い論者であるにも拘わらず、法学的な手法を堅持せんとするが故なのかも知れませんが、昨今では頓に右翼陣営から疎まれているようです。
Auf Wiedersehen.