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http://miyagi.no-blog.jp/nago/2008/04/post_d512.html
2008年4月 5日 (土)
国会は在沖米総領事の内政干渉を許すのか
人を顔で判断してはならないともいうし、三十路過ぎたら顔に責任持てともいわれる。いろいろあるが、貧相で性根が腐っているんだろうと思われる顔が明らかにある。
不遜で、人を見下し、発言のいちいちが人々の心を逆撫でする。そんなヤカラの顔だと、なおさら見るのもイヤになる。
そんなヤカラ、ケビン・メア在沖米総領事がまたまたトンデモ発言を披瀝している。いわく、「政争の具にしようとしているのは非常に残念だ」である。
なんについての発言か、地位協定の改訂の動きについてである。
ふむふむ、非常にわかりやすい発言である。本日は、このヤカラの発言について紹介すると同時に、少し私の所感をノートしておくことにする。
リンク貼っても、なかなかみなさんいかないだろうから、下記に記事全文をコピペしておく。自身の資料とするために、新聞記事の魚拓もとっておく。
http://s02.megalodon.jp/2008-0405-1249-53/ryukyushimpo.jp/news/storyid-130820-storytopic-3.html
協定改定「政争の具」に メア総領事、見直しの主張批判
(琉球新報2008年4月4日)
ケビン・メア在沖米総領事は3日の定例記者会見で、日米地位協定改定の動きについて「ある政治家と団体が政治的に利用し、政争の具にしようとしていることは非常に残念だ」と批判した。協定見直しの主張を「政争の具」と表現したことは反発を招きそうだ。
基地外居住者の実態把握のため外国人登録を義務化する野党の改定案についても「日本の防衛に貢献するため命を犠牲にする用意がある人に、日本に税金を払う義務を課す主張があるのは不思議だ」と不快感を示した。
「最近の事件で地位協定上、問題はない」とも述べ、運用改善で対応する考えを重ねて示した。
「思いやり予算」の根拠となる特別協定が空白となったことについても「安保体制の下で不可欠で、政治的理由で反対するのはふさわしくない」と野党の姿勢を批判した。
米兵事件を受けて実施してきた外出禁止措置を4日から緩和することに関連して、憲兵(MP)以外の一般制服米兵による生活指導巡回(CP)の範囲を拡大することも明らかにした。米軍は北谷町や宜野湾市にも範囲拡大を検討している。
普天間飛行場代替施設建設の環境影響評価(アセスメント)の調査については「すべて予定通りに実行できると理解している」と述べ、2014年完成の予定には影響しないとの認識を強調。その上で「冬季に間に合わず、少なくとも3カ月は遅くなると理解している。1年間遅くなるというのは最悪の場合だ」と述べ、1年近く遅れる見通しを示した防衛省に予定通りの進展を促した。
ケビン・メアという総領事は、沖縄でかねがね物議をかもす発言を繰り返してきた。
彼の発言には、米国というバックがある。彼は、そのバックに忠実なテクノクラートである。
総領事なんだから当然である。
彼の発言は、彼が意識しているかどうかはわからないが、明らかに占領者のそれである。
普天間でヘリが民間地に墜落した大惨事の際にも、日本の警察当局が事故調査のために整備士の氏名を尋ねたら「何を調査したいのか」と門前払いし、「事故が起きないほうの努力が大事だ」などとのたまってくれている。占領者である我々が調査したのに、原住民が何をするのという態度である。
彼はそのまま引き続いて、「普天間危険ではない」と発言し、沖縄原住民がお願いするから移転してあげるんだとのたまってくれる。
こんなヤカラを総領事として沖縄に置いているアメリカの意思は明確である。その意思に対して、まともに反論も抵抗もできない沖縄があり、日本がある。
ケビン・メア様は今回、とうとう沖縄ではなく日本全体を視野に入れて踏み込んだ発言をしてきた。
「ある政治家と団体が政治的に利用し、政争の具にしようとしていることは非常に残念だ」
地位協定改訂について野党が共通認識を持って動き出していることに対する発言である。「革新」政党のみならず、民主党や国民新党などの「保守」政党も動き出している。沖縄のみならず、日本全体の問題として、地位協定のあり方はおかしいという国民の意思があり、それを受けて政治家や団体が動いているのである。これを「政争の具」などという下卑た表現で言い表すことは、不遜極まりない内政干渉である。
「安保体制の下で不可欠で、政治的理由で反対するのはふさわしくない」
「思いやり予算」についても、あまりにも無駄遣いが多いのではないか、国民の税金の使い方として説明がつかないと国会で議論されている最中に、アメリカの総領事があるかないか確証もない「政治的理由」なるもので、反対されていると揶揄するのは、あまりにも失礼極まりない。日本国の国会における真摯な議論を馬鹿にする不遜極まりない内政干渉である。
ケビン・メア様のような在沖米総領事がいることは、日米安保を著しく損ない不安定にするだろう。日本政府は、国会は、政党は、政治家は、彼のように「内政干渉」する総領事を看過することなく、抗議すべきだろう。メア様はアメリカの判断で更迭されてしかるべきだ。
彼の発言は、在沖米総領事として記者会見で述べているのであって、断じて彼の個人的見解などではない。
あぁ、かくも長き主権の不在が、このような他国の総領事発言を引き出してしまっている。
アメリカとの対等なパートナー・シップを築くのであれば、このような発言に対して毅然と対処することからはじめなければならない。神は細部に宿りたもう。
日本国の国会は、ケビン・メア在沖米総領事の内政干渉を許すのだろうか。
これが内政干渉ではなく、宗主国としての当然の杞憂であるとするなら、さもありなんではあるのだが…