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キング牧師 暗殺40年 まだ遠い融和
2008.4.5 17:34
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080405/amr0804051734009-n1.htm
人種差別撤廃に尽力した米公民権運動の黒人指導者、マーティン・ルーサー・キング牧師の暗殺から4日で40年を迎え、牧師が非業の死を遂げたテネシー州メンフィスで追悼集会が行われた。黒人初の大統領を目指す民主党のバラク・オバマ上院議員が幅広い支持を集めるなど、米社会の進歩や変化をうかがわせる現象がみられる一方、白人・黒人間の相互不信も顕在化し始めており、真の融和への道のりはまだ遠そうだ。(ニューヨーク 長戸雅子)
大統領選の各候補者はこの日一斉にキング牧師の功績をたたえるスピーチを行った。共和党の候補指名を確実にしているジョン・マケイン上院議員はメンフィスで下院議員時代にキング牧師を記念した祝日の創設に当初反対したことを「間違っていた」と謝罪した。
CNNなどが3月下旬から4月2日にかけて行った世論調査では76%が「米国には黒人大統領を迎える用意がある」と回答。06年12月時点の調査に比べ、14ポイント上昇した。こうした動きをみる限り「私には夢がある。いつの日か私の幼い4人の子供たちが肌の色でなく、人格によって判断されるような国に暮らすことを」と訴えたキング牧師の「夢」がかないつつあるようにもみえる。
しかし、黒人運動指導者のジェシー・ジャクソン師はこの日、「構造的な不平等」は解決されていないと強調した。
オバマ氏も人種問題で窮地に立った。20年以上師事してきた地元シカゴの教会のジェレマイア・ライト牧師が白人を批判する過激な説教をしていたことが明らかになり、オバマ氏は釈明の演説に追い込まれた。ニューヨーク・タイムズ紙などが3日に発表した世論調査では白人有権者の間でのオバマ氏支持が2月時点より縮小していることが分かり、ライト牧師の問題が選挙戦に影を落としていることが浮かび上がった。