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週刊金曜日 第697号 2008年04月04日「金曜アンテナ」から
http://www.kinyobi.co.jp/KTools/antena_pt?v=vol697#11
ロシア
噴出する米国の
対イラン攻撃情報
ロシア・ノーボスチ通信社は3月27日、同国情報機関の高官の発言として、米軍がイラン国境周辺でかつてなく軍事的な動きを強めていると報じた。それによると、「イランに対する空と陸からの高度に準備された米軍の軍事態勢」が確認されており、米国防総省はまだ攻撃の最終決定をしていない模様だが、「最小限のコストでイランを屈服させるため」に戦争を想定しているという。またペルシャ湾に集結した米海軍の艦船数が、03年のイラク侵略前の水準に達している模様だ。
またロシアのレオニード・イワチョフ地政学アカデミー副会長はこのほど、「米軍はイランの軍事施設に対し、近いうちに大規模な空爆を計画中だ」と述べるなど、このところロシア側から米国の対イラン攻撃の可能性を示唆する情報が多く出ている。それにはチェイニー米副大統領が3月16日から10日間、サウジアラビアやイスラエルなどを訪問したことが、対イラン戦に向けた中東各国との最終調整と見られている背景がある。実際米国の一部の保守誌は、副大統領が訪問の際、サウジなどに「ブッシュ大統領は任期前にイランを攻撃するだろう」と伝えたと報じている。
なおペルシャ湾には現在、米海軍の空母アイゼンハワーが展開しているが、同湾へは現在、空母ステニスが巡洋艦など8隻と4隻の潜水艦部隊を従えて航行中という。
(編集部)