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チャベス、コロンビアの「正当な戦争」発言に危惧(ラティーナ)
話し合いのうちに終わり、とりあえず一件落着したかに見えたコロンビア軍が非合法武装勢力掃討を目的にエクアドル領内へ侵入したことに端を発したべネズエラ-コロンビア-エクアドルの外交関係だが、コロンビア側の発言でまたも雲行きが怪しい。
ベネズエラ大統領ウーゴ・チャベスはコロンビア国防大臣フアン・マヌエル・サントスの「エクアドルへの攻撃は」「正当な戦争」であるとする発言を受ける形で、「大いに危惧すべき(発言)」だと24日ベネズエラ北西部の都市マラカイボで行われた衛生施設の開会式で演説した。
チャベス大統領は、「コロンビア国防大臣は、あたかもラテンアメリカ地域や米州機構のメンバーの間に何事もおこらなかったかのように、コロンビアのエクアドル領侵攻は正当な軍事行動であると発言した。さらにコロンビア軍はテロリストを一掃するためには同様の行動をもっていかなる場所へも出動する用意があるとまで言っている。」とコロンビア側を批判。
「つまりコロンビアの言い分は、テロリストが潜伏しているからという理由だけでマラカイボに自由に爆撃を仕掛けることが出来るということだ。それはまさに狂気の沙汰だ。だからウリベ大統領、あなたに神の愛にかけて頼みます、あなたの国防大臣のような戦争と帝国主義の代弁者は厳重に管理しなさいとね。」
「(三ヶ国間の)関係を改善するために我々が行った努力は大変なものだった、だからこそ私はコロンビアとエクアドル、ベネズエラ、そして近隣の国々の関係が再び悪化している今、発言しなければならない。」
チャベスはエクアドルの野営地で展開された軍事行動の最中その位置を推定されたであろうFARC(コロンビア革命軍)の情報システムについてもそれとなく言及。
「君たちのパソコン画面に私の写真がビン・ラディンとマルランダ(MARULANDA:FARCの創立者)と並んでアップされていたとしても驚きやしない。そんな写真が作られる日も近いだろう、“チャベス、マルランダ、ビン・ラディン、フィデル・カストロ、コレア、エボ・モラレスとともに”ってね。」と冗談も。
最後にチャベスは確信をもってこの作戦の背後に誰がいるかというと、「アメリカ中央情報局、CIAだ。」とコメントした。また“この作戦”は「何回も繰り返される」マス・メディアの情報によって完成されるとも発言。
これら一連の動きの最終目標はラテンアメリカ地域の分裂であると
チャベス大統領はみている。
OEA(米州機構)は先週、FARCのリーダー格ラウル・レジェスと24名が殺害されたエクアドル領への不法侵入を非合法組織FARC野営地を攻撃するためだったとするコロンビア側の要求措置を否決した。コロンビアによるこの軍事行動によってエクアドル、ベネズエラとの国交関係が急激に悪化、危機的状況にあったがサント・ドミンゴで行われたリオ・グループ・サミットで解決への道筋が開かれた。
http://www.latina.co.jp/html/topics/topics_disp.php?code=Topics-20080325150932