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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008032402097948.html
イラク米兵死者4000人に 開戦5年、治安回復遠く
2008年3月24日 夕刊
【ワシントン=立尾良二】AP通信によると、イラクの首都バグダッドで二十三日、市内南部をパトロール中の米軍車両が道路に仕掛けられた爆弾で爆発し、米兵四人が死亡した。これにより二〇〇三年三月のイラク戦争開始以来、米兵死者数は四千人に達した。
米兵死者数は累計で〇四年九月に千人、〇五年十月に二千人、フセイン元大統領の死刑が執行された〇六年十二月には三千人に達した。イスラム教シーア派とスンニ派の宗派対立も激化し、イラクの治安状況が内戦状態にまで悪化した昨年、ブッシュ大統領は駐留米軍を約三万人増派。バグダッドやイラク南部の治安回復に効果があったと自賛している。
しかし暴力減少の背景には、シーア派とスンニ派の武装勢力の自主的な休戦もあり、米軍幹部は「治安情勢の回復は貧弱なものであり、いつでもひっくり返る可能性がある」と明言。米軍としては、イラク軍に戦闘の第一線を交代させたいものの、米軍の支援なしでイラク軍が自立するには数年を要するとみている。
このほか二十三日は、バグダッドやモスルなどで武装勢力の攻撃が相次ぎ、イラク兵や市民ら五十七人が死亡した。同通信は、六年目に入ったイラク戦争のイラク側の死者数を兵士約六千四百人、市民約九万人と推計している。