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『行く手阻む武装警官』 チベット暴動 邦人15人の無事を確認
2008年3月16日 朝刊
【上海=小坂井文彦】中国チベット自治区ラサの暴動を受け、旅行客ら日本人三十二人が十五日、現地を離れた。北京の日本大使館によると、ラサに残っている日本人は、チベット大学の留学生や中国人と結婚した人を含む十五人で、いずれも無事を確認した。
ラサに出張で訪れていた会社員の男性は「繁華街で煙が立ち込めていたので暴動を知り、慌ててホテルに避難した。十五日は平穏になったが、仕事にならない」と四川省に戻った。
十四日午前にチベットに着いたという東京都の大学生(23)は「空港で出迎えたガイドから、何人かが殺され、危険でラサ市内に入れないと言われた」。郊外の中国人向けホテルにかくまわれるように泊まり、十五日に四川省成都市に戻った。
同市内の旅行会社によると、中国当局からチベットツアーの許可が下りなくなっているという。同社などによると、ラサ市内では十五日、停電や電話線の断線が起き、外出できない地区がある一方、市西部は比較的平穏という。ラサの中国人男性は電話取材に「交差点に武装警察官が立ち、中心街への立ち入りを禁じている」と話した。
外務省は十五日、状況が落ち着くまでチベット旅行を控えるよう勧める渡航情報を出した。
『予断許さぬ』亡命政府組織懸念
「今でも銃声が聞こえ、緊迫しているようだ。犠牲者はどのくらい出ているのか分からない」。中国チベット自治区ラサの騒乱について、チベット亡命政府の組織の一つ、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(東京都新宿区)のルントック文化広報担当は十五日夜、「予断を許さない状況だ」と心配そうに話した。
ルントック氏によると、日本代表部は、ラジオ放送などでチベット内の情報を収集している。現在、ラサの寺院は中国の警察が厳重に警備し、外部の人間は中に入れない状況。インターネットや電話などの使用は厳しく制限されている。三人以上で行動すると逮捕され、観光客はホテルから外出禁止という。
四十九年前にチベットの人が最初に中国政府に対してデモを起こした「決起記念日」にあたる今月十日、僧侶約十五人がラサ中心部でデモ行進。「その時、中国の警官が僧侶を殴ったり、けったりして逮捕したのが今回の騒乱のきっかけだ」とルントック氏は話す。
ルントック氏は「その後、デモは老若男女に広がった。チベット内でデモをすることは命にかかわることで心配だ。今後も情報を集めたい」としている。
東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008031602095801.html
チベット・ラサで暴動 Protests turn violent in Lhasa
http://jp.youtube.com/watch?v=n0BnGKtAh6c&feature=related
チベット・ラサで暴動 Protests turn violent in Lhasa【ドイツTV】
http://jp.youtube.com/watch?v=iB_bAIS1zV0&feature=related