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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080310-OYT1T00241.htm?from=navr
テロ容疑者「水責め」禁止法案、ブッシュ大統領が拒否権
【ワシントン=黒瀬悦成】ブッシュ米大統領は8日のラジオ演説で、米中央情報局(CIA)がテロ容疑者への尋問で「水責め」などの手法を用いることを禁止する法案に拒否権を発動したと発表した。
これにより同法案は廃案となる見通しだが、今後、テロ容疑者への「拷問」をめぐる政権の対応の是非について、議論が再燃するのは確実だ。
民主党主導で上下両院を通過した同法案は、治安・情報機関が尋問で暴力的手段を行使するのを禁じるもので、布で覆った顔に大量の水を浴びせて自白を迫る「水責め」を禁止する条項が盛り込まれていた。
水責めは、国際テロ組織アル・カーイダ最高幹部のハリド・シェイク・ムハンマド被告などに対して用いられ、ブッシュ政権は「自白の結果、アル・カーイダによる大規模テロ計画を未然に防げた」と主張。一方、人権団体などは「拷問にあたる」と批判している。
大統領は演説で、「(法案は)テロと戦う上で最も有効な手段を奪い去ることになる」と述べ、「テロの危機が存在する以上、情報当局者はテロリストを阻止するため、あらゆる方策を確保しておく必要がある」と強調した。
(2008年3月10日11時07分 読売新聞)