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http://www.asahi.com/international/update/0308/TKY200803080032.html
米経済マイナス成長の可能性を示唆 大統領諮問委員長
2008年03月08日09時51分
ブッシュ米政権の経済政策を担当するラジアー大統領経済諮問委員長は7日の記者会見で、急速に減速している1〜3月期の米経済について「最も弱い四半期になると思う」と述べた。6年半ぶりにマイナス成長に落ち込む可能性を示唆したと受け止められている。
ブッシュ大統領も同日、「米国人が経済を心配しているのは知っている。私もそうだ。経済が不振なのは明確だ」と景気減速への懸念を表明。まずは大型減税を盛り込んだ景気対策を実施し、効果を見極めることの重要性を強調した。
この日発表された2月の非農業部門の就業者数は前月比6万3千人減と、約5年ぶりの大幅な落ち込みを記録。これまでブッシュ政権は景気後退の可能性に言及することを避けてきたが、急速な雇用悪化とともに、事態の深刻さを認める姿勢を強めている。景気対策や利下げなどの効果を見ながら、追加策を検討するとみられる。