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やっぱり狙いは「米一極支配」 ネオコン文書明らかに
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080301/amr0803011845006-n1.htm
2008.3.1 18:46
米シンクタンク「国家安全保障公文書館」は2月29日、米国防総省がソ連崩壊後、新たなライバルの出現を防ぎ、米一極支配の世界を構築するための方策をまとめた1992年の機密文書「防衛計画指針案」と関連文書を公表した。
旧ソ連圏における民主主義の拡大を唱え、米単独や有志国による軍事行動にも備えるよう呼び掛けており、ネオコン(新保守主義)全盛だったブッシュ現政権1期目の安保戦略の「青写真」ともいえる。
機密指定を解除された指針案などは(1)軍事的優位を保つため軍事技術革命を追求(2)旧ソ連圏の新興民主国家を米主導の国際秩序に統合(3)国連などが機能しない場合には米単独または有志国で行動(4)「国際社会のならず者」による攻撃に対抗するためミサイル防衛(MD)を実戦配備(5)小規模かつ多様な核戦力保持−などを唱えている。
執筆の中心は、チェイニー副大統領の元首席補佐官で、中央情報局(CIA)工作員名漏えい事件で実刑判決を受けたルイス・リビー被告。92年当時は父親のブッシュ政権で国防副次官を務めており、ネオコンの代表格、ウルフォウィッツ国防次官の承認を得た後、チェイニー国防長官に指針案を提出した。
指針案は穏健・リベラル派からの批判を回避するため、表現を和らげた上で93年1月に「地域防衛戦略」として公表されたが、同月のクリントン政権発足で日の目を見ず、ブッシュ現政権下で政策化された。(共同)