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藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2008年2月26日 偽装時代の終わりです。
トルコ軍のイラクしんこうについて、彼が集めた情報によると、トルコの「イラク侵攻の目的は「キルクーク油田」の取得だというのです。どうもそんな風に変わってきたという所がなかなか面白いと思います。私はいつも思っていますが、鋭い嗅覚を持ち、多元的につまり日本人の立場から、トルコ人の立場から、アメリカ人の立場から、物事を見ることの出来る人の話しは面白いです。彼はアメリカの証券会社で働いていた人です。日本の東京トライアングルにはまったマスコミの話しはとてもつまらない。株や商売をやる人はせめて違った発想を持った人でないと失敗しますよ。
司馬遼太郎という人は自分を評してこういったそうです。私は中国で育って、戦後日本へ帰ってきた。だから、日本人の立場からも、中国人の立場からも、世界を見ることが出来ると言ったそうです。この二つの視点で見ることが出来るのを「複眼的思考」名づけたそうです。実際、この複眼的思考を持った人の話しは興味深い所があります。漫画家のちばてつやは紫電改の鷹という戦争漫画を描きました。これは負けず嫌いではありながら、戦争というものは人間を狂わせるというそんな思考の持ち主です。彼も大陸帰りでした。
其処へいくと、日本の政治家や官僚や財界人は東京トライアングルの井の中の蛙で、世界が読めない人が多いです。票は読めますが、大局観は読めません。これでは日本は潰れますね。実際、日本は潰れていることに気がつかないですね。
「めだかの学校」をお聞きください。メデイアプレアーを使ってください。
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/medakanogakko.html
永田村、霞ヶ関村、丸の内村に住んでいるおじさんたちをイメージらしながら。
藤原という人もアメリカの証券会社に勤めてアメリカだけに詳しいのかと思えば、世界情勢に詳しいです。発言が当を得ているかどうかは、我々が検証すればいいです。
私はアメリカは石油ほしさの戦争で今でもしつこく戦争をしていると思っています。自由もテロも関係ありません。ただ、イラクの石油です。イラクの石油を自らの手におさめられれば、いいのです。そのアメリカはイラク南部の石油油田はイスラム教シーア派のものに属しどうも勝手が悪い。イラク北部はクルド人の住むところにある。自分の手にしやすいと思っています。そこへトルコがその石油を狙っているということになりますと、これはナトーもくそもなくなります。だから、面白いと思っています。考えてみれば、PKKクルド労働者党の資金源はキルクーク油田ですから、そこを叩かないと独立運動は止みませんね。自民党のせんせや各国務デ〜ジンは大丈夫でしょうか?
「キルクーク油田とは」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%82%AF
キルクーク( Kirkuk) はタミーム県に属するイラクの都市。イラク北部の石油工業の中心である。2003年の人口は755,700人(推定)。
キルクーク油田は、1934年にイラク石油会社によって初めて利用された。1998年の推定では、100億バレルを越える量が地下に残されている。
パイプラインは、キルクークから出てトルコの地中海岸のジェイハンに達する。このパイプラインは、1991年の湾岸戦争以降のイラクにとって主要な2つの原油輸出ルートのうちの一つだった。国際連合による「石油と食料の交換プログラム」よって、輸出原油の少なくとも50%をトルコを通して輸出するよう義務づけられていたためである。
キルクークは、主にクルド人とトルクメン人が暮らす多民族都市として知られていたが、1980年代にサッダーム・フセインのアラブ化政策にともない、クルド人やトルクメン人は郊外の村々に強制的に移住させられ、都市の住民の大部分はスンナ派アラブ人の労働者となった。
2003年のイラク戦争では、アメリカ軍に支援されたクルド人民兵「ペシュメルガ」によって解放された。
サッダーム政権崩壊後は、クルド人主体の治安部隊による組織的なアラブ人の追放、殺害、拷問、不当逮捕と言ったアラブ人に対する報復が起き、国際機関等が「民族浄化」に当ると非難した。
クルド人側は、キルクークはクルディスタン南部に含まれると主張し、キルクークをクルド自治区に組み込むためにキルクークの住民投票を実施を主張している。このため、キルクークに戻ってくるクルド人も多い。また、クルドの民族主義者は新しい独立クルド国家の首都にするべきだと主張している。しかし、住民投票はアラブ人の反発で実施に至っておらず、石油利権も絡みイラクの深刻な宗派・民族対立問題の一つとなっている。 現在、イラク政府により、旧政権下で同国中・南部からキルクークに移住してきたアラブ人に元に住んでいた場所に帰還するよう促しており、帰還に応じた者には政府から保証金が支払われることになり、現在多くのアラブ人がこれに応じている。
(今日のニュース)
イラク、トルコ軍による越境攻撃を非難し即時撤退求める 2月27日12時19分配信 ロイター
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080227-00000268-reu-int
2月26日、イラク政府、トルコ軍による越境攻撃を非難し即時撤退求める。写真はイラク国境付近の警備に当たるトルコ軍兵士。23日撮影(2008年 ロイター/Fatih Saribas)
[バグダッド 26日 ロイター] イラク政府は26日、トルコが北部のクルド人勢力に対して越境攻撃を行っていることをこれまでで最も強い調子で非難し、主権侵害だとして即時撤退を求めた。
トルコ軍部隊は21日、イラク側に越境し、山岳地帯を活動拠点としているクルド労働者党(PKK)の掃討作戦を実施した。
イラク政府は声明で「政府はトルコによる軍事介入を非難する。これはイラクの主権侵害とみなされる」と述べた。
インターネットラジオ
藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2008年2月26日 偽装時代の終わり
http://naoyafujiwara.cocolog-nifty.com/ipodcasting/