★阿修羅♪ > 戦争a1 > 263.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
アメリカによるイラク戦争を支えているのは「貧困」
----------------------------------------------------------
アメリカによるイラク戦争は「貧困」によって支えられているようだ。
大学の奨学金や溜まったクレジットカードの支払いのためには軍隊にいくのがてっとりばやい。あるいは不法移民が市民権を得るためには軍隊にいくのが近道だ。徴兵制がないアメリカで、戦場で何千人と兵士が死んでいく現実があるのもかかわらずどんどん兵士の調達が可能なのは、軍隊にいくより選択肢のない貧困が背景にあるからである。[後略]
----------------------------------------------------------
以上が、日経(08.02.20)の書評の書き出しである。
以下は、アマゾンの紹介記事の抜粋である。
----------------------------------------------------------
ルポ貧困大国アメリカ (岩波新書 新赤版 1112) (新書)
堤 未果 (著)
報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか 堤 未果
そんな疑問を感じさせる本。大手マスコミや新聞を賑わすのは、米国を表面的に見ただけの肯定的な意見ばかり。そんな中、朝日ニュースター「ニュースの深層」サブキャスターで「デモクラシーNOW」の解説者でもある堤未果さんの最新刊がこれです。
相次ぐ民営化、貧困と格差は後に何を市民社会にもたらすのか。イラク戦争は民営化された戦争だった。サブプライムショックで右往左往する新聞ではなく、その背後にそもそも何があるかを誠実に取材したルポです。ワーキングプアはアメリカが先進国です。OECDの貧困率でもアメリカは1位、日本は2位ですから。医療や教育、平和など様々な日本の問題を考える上で参考になる一冊。オススメです。
日本とは比べ物にならない国力を持つ国アメリカ合衆国。
その実態は現在の日本と変わらん、むしろ苦しいということがよくわかる一冊です。
自由競争原理の美名のもと、富裕者に政治の下駄を預ければこうなります。
いってみれば、より欲の皮の突っ張った方の意見を採るということですから。
のほほ〜んと政治に無関心を続ければ、酷い事になるということを
もう少し多くの日本人に気付いてもらいたいです。いや、マジで。
知名度だけでタレントを知事に選出する大阪からのレポートでした。
本書で取り上げられた一般市民の声が、アメリカのマジョリティなのか? 著者の意図に合う声を選別して挙げているのだろう、という批評が予想される。
本書が提示する事実のキーポイントは、"新自由主義"は決して歴史の篩いにかけられ、生き残ったものではなく、レーガノミックスから産声を上げ、ブッシュ政権下で強力化された、実験的な経済システムであるということだ。 この実験の特徴的なアウトプットが、著者が選択した市民の声なのだ、と自分は理解した。
現在起きている現象(格差の拡大。貧困層の軍隊リクルートによる、実質的徴兵制、等)を、単に提示するだけでなく、経済政策との関係性で説明することで、選択された市民の声に、説得力を持たせる事に成功している。
反米思想の偏った本だとの評判で片づけられる事を、絶対に阻止しなければいけない本である。 その意味では、題名に一工夫欲しかった。(それで星を減らそうかとも思ったが、それで著者の努力を阻害する結果になってはいけない。 ということで星5つ。)
このレビューは参考になりましたか? (報告する)
食、医療、教育、生活の様々な局面で怒涛のように押し寄せる変化にひとたまりも無く流されるアメリカ人たち。戦費をまかなうために年々カットされて行く社会保障。給食補助...
充実した取材で米底辺社会を描く
とにかく、新書にはもったいない高品質なルポルタージュ。肥満と教育、医療保険、募兵。今のアメリカを体現したテーマを、多くの人に取材して執筆した。格差社会に苦しむ人...
格差社会アメリカの負の側面を
これでもかというほど描かれている。[後略]
----------------------------------------------------------