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東京新聞に「アフガンの増派 米独対立 激戦南部で助力を戦闘部隊、北部のみ」という記事が出ている。 ⇒
アフガンの増派 米独対立 激戦南部で助力を戦闘部隊、北部のみ(東京新聞)
http://www.asyura2.com/08/senkyo47/msg/112.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 2 月 08 日 09:44:18: twUjz/PjYItws
だが、アフガニスタンでアメリカと対立しているのは何もドイツだけのことではない。タリバン勢力の復活で戦局が困難になるにつれて、アメリカとNATO構成国の間で矛盾が広がっているのだ。
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「しんぶん赤旗」 2008年2月8日付・紙面版(7面)
<アフガン駐留>NATO諸国に亀裂
米国務長官 軍事作戦へ増派促す
アフガニスタンでは、米軍や北大西洋条約機構(NATO)軍による反政府勢力タリバンの武装勢力にたいする掃討作戦が奏功せず、逆に矛盾が深まり、米欧間、NATO構成国の間で分裂、対立状況が露呈しています。
【ロンドン川岡崎衆史】ライス米国務長官とミリバンド英外相は七日、急きょアフガニスタンを訪問。反政府勢力タリバンの拠点とされる南部のカンダハル州を訪れ、北大
西洋条約機構(NATO)軍関係者を慰問しました。
ライス長官はこれに先立ち六日、ロンドンで同外相と会談。共同会見で、アフガンに駐留する米英軍を含むNATO軍が「試練に直面している」と述べ、武装勢力の攻勢によって苦境にあるNATO軍の状況に危機感を表明しました。
同長官は、アフガンでのNATO軍の任務について、「平和維持ではなく、武装勢力鎮圧のためのたたかいである」と述べ、アフガンのすべてのNATO軍を中核とする国際支援部隊(ISAF)が主要都市での治安維持を担当。これと並行して米軍を中心とする連合軍がタリバンの武装勢力にたいする掃討作戦をおこなってきました。
しかしその作戦が奏功せず、逆にタリバンが態勢を立てなおすと、米軍はISAFを構成するNATO軍にも武装勢力掃討作戦への参加を要求。これにこたえて2006年から英国などNATO加盟国の一部がアフガン南部の作戦に参加するようになりました。
軍事力にのみ依拠するこうしたやり方は、住民の犠牲を生み、逆に武装勢力拡大の温床となっています。
このため欧州諸国では軍事力による掃討作戦に依拠するやり方に強い疑問が出されており、米欧間の矛盾の背景となっています。
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増派めぐり割れる対応
米国防長官が“拒否は遺憾”
【ワシントン=西村央】ゲーツ米国防長官は6日、上院軍事委員会での証言のなかで、アフガニスタンに展開している北大西洋条約機構(NATO)傘下の国のなかで、増派を拒否している国があり、増派問題への対応で分裂していると指摘しました。
同長官はアフガンヘのNATO諸国の対応との関係で、「欧州のいくつかの国の政府が直面している政治的現実をリアルに見なければならない」とのべて、派兵国の政府が議会内外の反対の声にさらされていることを指摘。そのうえで「一方では人々の安全を守るためにたたかって死ぬ意志を持つ同盟国がおり、他方にその意志がない同盟国がいるという二重の構造を遺憾と考える」とのベました。
長官は、「こうした状態が続くなら将来にかげりをもたらす」とのべ、増派を拒否し撤退を表明する国が増える可能性を示唆。「アフガンへの関与は、4月のNATO首脳会議で重要な議題となる」と述べました。
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独は北部増増派 南部展開拒む
【ベルリン=ロイター】ドイツのユング国防相は6日、北大西洋条約機構(NATO)軍の一環として同国軍の戦闘部隊約200人をアフガニスタン北部に増派すると述べました。一方、英軍などが反政府武装勢力と戦闘を展開してきた南部への展開は行わないと言明。米国などの独軍の南部展開の要請を改めて拒否しました。
ユング国防相は、「わが国が北部を無視すれば重大な誤りを犯すことになる。ドイツの主要な責任は北部だというのが、NATOパートナーとの合意だ」と語りました。ただ、他の地域への航空輸送など一時的な業務に関しては「友好国が非常事態にあるときは支援する」と述べました。
ドイツでは圧倒的な世論が独軍のアフガン南部派兵に反対しています。ニュース専門テレビ n−TV が同日公表したフォルザ社世論調査によると、ドイツ国民は同国軍のアフガン南部派兵に85%が反対しており、賛成はわずか12%でした。
新たな独軍部隊はノルウェー軍部隊に代わるものです。同国防相によると部隊増派は今年夏に予定されています。