★阿修羅♪ > 戦争a0 > 581.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
イラク情勢ニュース
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20080123/1201053329
2008年1月23日(水)
バグダッドから来た伯父の話 その2
バグダッドは、この6ヶ月でかつてない変化をみせた。
空港からの道路はわからなくなった。運転手に「なぜ違う道を通るんだい?」と聞くと、「そんなことはない。同じ道だ」と言われた。
コンクリート障壁、検問所、有刺鉄線、壁がいたる所にできた。ある住宅街から別のところに移動するには、民兵とアメリカ軍の両方から許可を受けることが求められる。
道路はゴミ箱になり、ゴミが天高く積まれている。
電気、水、燃料の不足もひどい。インフレ率ときたら、110%だ。医療面でも、医者を見つけることさえままならない。アルビルに避難することを模索する者もいるが、ほとんどの者が国外に逃げだした。
バグダッドでは、科学者や教授、医師を殺害したのはイランのクドス旅団とアメリカに雇われた者(モサドなど)だと、誰もが知っている。
アルカイダにはイランと米軍から金が出ている、というのもバグダッドでは常識だ。
レイプも日常茶飯事のようになった。多くの女性が民兵、警察、武装した勢力に襲われているが、それは意図的に報道されない。
孤児たちは路上で生活している。アメリカ兵は、まるで動物に餌をやるかのように、ハンビーから彼らにお菓子などを放り投げる。
多くの人が子どもを学校に行かせなくなった。学校もまた、しばしば、民兵とアメリカ兵の襲撃目標になるからだ。
(異なる宗教・宗派、民族が)共生していた地域は、ほぼシーア派だけに浄化された。多くのシーア派住民もまた宗派主義の民兵を批判するのを恐れている。
スンニ派の居住地にはイランのクドス旅団がやってきて、住民に嫌がらせをしたり、モスクに放火する。1週間前、あるスンニ派居住地で住民がスンニをののしるイラン人をつかまえたが、アメリカ兵は現場にいて何もしなかった。
覚醒会議は、レジスタンスに対抗するためにアメリカ軍が配置したものだ。イランを信奉するシーア派民兵とアルカイダの双方による殺戮があって、スンニ派住民もレジスタンス勢力も、アルカイダとシーア派民兵はどちらもアメリカ及びイランの手先だと認識するようになった。
誰もがアメリカ軍を憎んでいる。彼らは目の前にいる者には誰彼かまわずに発砲する。
アメリカ軍はイランとその手先の民兵がバグダッドでやっていることを知っている。また政府が宗派主義であることも知っているが、気にもかけない。彼らはイラクへの駐留が確保されるかぎり、それ以外はどうでもいいのだ。
人々がアメリカの攻撃に対してイランを擁護するのは、私にはほんとうに理解できない。イランがバグダッド占領の中心になりつつある。私たちがアメリカを追い出しても、イランは隣国であり、彼らを追い出すのはもっと難しいだろう。なぜアメリカはイラクをイランに渡すのか、それが理解できない。
作成者 uruknews : 2008年1月23日(水) 10:55 [ コメント : 6]
2 81 +−