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http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200801291206
【Technobahn 2008/1/29 12:06】米軍がイラクなどの戦闘地域での戦闘用に導入を進めている強化装甲型のMRAP(Mine Resistant Ambush Protected)車両で初の戦死者がでていたことが米軍の発表により22日、明らかとなった。 米軍の報道官によると今月19日、イラクのバグダッドで走行中の米軍のMRAP車両に対して爆発物を使った攻撃があり、車体上部の銃座に居た兵士1名が死亡、車内に居た兵士3名が負傷したとしている。 米軍は1985年からハンヴィー(Humvee)と呼ばれる車両を多用途軍事車両として使ってきたが、2003年から続いているイラク占領統治活動では、比較的装甲が薄い車体の下を狙った地雷攻撃が多発。死者が多数生じる事態に至ったことから、至近距離から地雷などの爆発物が爆発しても乗員の生命を守る強化装甲車両を開発。昨年後半から本格的に配備を進めてきた。 MRAP1台の値段は約50万〜100万ドル(約5500万〜1億1000万円)。イラクには既に1500台のMRAPが配備。米国防総省では総額210億ドル(約2兆3000億円)の予算を投じて1万2000台のMRAPの生産を進めている最中の出来事となる。 |